-ALKAN-

しどろもどろでも声は出るなり。

ブランクの詳細(その4)

2020-01-19 01:28:55 | 日記

無事病院を放り出されました。 ありがとうございました。

 病院にいる間に、小説を一つ書いて懸賞に送りました。二年前の事です。

 

結果は惨敗。そりゃそうでしょうな。今思えば、不思議ワールドを意識するばかりで、世界観の作り込みが緩い。

お見合いをした男女。だがうまくいかず、また今までの日常に戻る男女。自分は何でお見合いなんてしたんだろう? その理由をたどりつつ、事故問答を繰り返す男女。お見合いをする前の自分と、した後の自分。そこには謎の隔たりがあった。そして二人はそれぞれの理由に導かれるように、アフリカにあるバオバブの木に向かう。バオバブの巨木の前で、出会った二人はまた、それぞれの理由で真っ白い服を着ている。 二人は言う、「はじめまして」。

 

 というお話。天の御柱の神話をモチーフにしてみたんだけど……。

 

書き直すにはいいかも。きっと元の素材は悪くない。なにより書き手のスキルが悪い。

 

 松葉杖の生活は初めてだったし、三月に手術した右足もなんとなくまだ頼りない。二階がリビングの我が家にとって、毎日はなかなかのサバイバルで、毎日がアドベンチャー。一気に三十歳も年を取ったような気分だよ。

 

両膝の骨を内側から八割ほど切り込みを入れて、その隙間の人口骨を挟んでプレーと当ててネジで止める。

退院してからね、自分の膝頭をじっと観察すると、今までなかった出っ張りがあるんですよ。

そこをドアの様にノックしてみると、その衝撃が脛の中程で反応する。これも今までにない感覚。

でも膝たたいてる場合じゃない。どうしようという不安は常にあったよ。仕事はなし、健康もなし、もちろん金もなし。

 

 あぁ、すぐに近所のハローワークに通ったさ。

 

続く……。

 

 

 

 

 

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