【ミラーマン特集】工藤堅太郎先生シン・ミラーマンの夢をウルトラマンシリーズ満田穧監督と大いに語る。当時の制作現場の様子・先生の卓越したスキルのよもやま話。
ミラーマン藤本武&御手洗朝子が半世紀ぶりに再会。改訂版(石田信之、工藤堅太郎、澤井孝子)Mr. Kudou and Mrs.Sawai talks about Mirrorman in 2020
半世紀ぶりにお二人が再会されて本当に良かったと思いました。
この企画のことをお話させていただきますと、当初FACEBOOKを立ち上げた工藤先生に「澤井孝子さんもFACEBOOKお持ちなので先生からメッセージ連絡をとっていただき澤井さんがOKならば私が東京に行って澤井さんに取材しビデオメッセージでもいただいて配信されたらいかがでしょう?」と提案しました。工藤先生はさすがにアクションスター気質で素早く行動にうつしてくださり、かなりの長文のメッセ連絡を入れてくださいました。
一方それを見た澤井さんは「見知らぬ人からミラーマンを見てましたと友達申請などがあるのですがやはりそれは怖いので申し訳ないのですがお断りさせていただいておりました。」とのことですが工藤先生については共演者なので即時返事をされたようです。先生が「来年はミラーマン50周年になるし石田さんも今年は一周忌にあたるのでXYOSSIYさんという熱心なファンがいるので会ってくだされば?彼は東京に行くよ」と申し出てくださいました。
澤井さんは今年はコロナ騒ぎで外に出られずストレスもたまっていたとのことで「先生に会いに京都に行きます!」と即時に決断されました。
以上のようなことなのですが・・一連を良く分析しますと・・工藤先生、澤井さん、そしてファンの皆様や私の想いがうまくつながってあれよあれよという間に夢が実った感じでした。
澤井さんによればそれは「シンクロニシティ」という現象で偶然ではない必然でそのようになる運命であったと申されました。「時間、場所、人の想いがうまくシンクロしないと企画も実らないのですがそれが実るときは神様や仏様の強い後押しがあるのでしょう必然に実ります」とのこと。これはなるほどと思いました。
工藤先生がFACEBOOKを立ち上げないと実らないし 澤井さんもFACEBOOKがないと連絡取れない、お二人がFACEBOOKを持っていても私が提案をしなければそれで終わっていたかもしれません。連絡をしていただき連絡橋がつながって調整がとれ、澤井さんが決心してくださったことが決め手になりました。
澤井さんはお顔立ちも素敵で人格者でおられます。自分史をつづった漫画を事前に郵送してくださったのですが大変ご苦労された人生でした。ご本人の承諾を得て書かせていただきますがお父様の事業がうまく行かずお父様とお母様が離縁され大阪から上京、20歳になって家を出て自立しないといけないと強く思っておられたようで京都で開催されたミス着物で優勝に輝き、その賞金で俳優学校に通い卒業後 劇団雲 に所属。そこを足掛かりにミラーマンに出演されました。女優として活躍される人生に。しかし、それもつかの間、お母様が病気で倒れ13年間の介護生活がはじまることになったのでした。介護の技術が必要なので自らヘルパー2級の免許を取得しお母様の介護の実践がはじまりました。愛するお母様が残念ながらご逝去後、女優業を務める傍ら介護福祉士の国家資格も取得。しかし介護業務の現実の厳しさで心が折れそうになられ、友達の紹介で男性と結婚され幸せな家庭のはじまりを夢見ておられたのもつかの間、ご主人は結婚して5か月で病気でお亡くなりになられました。
女優さんという華やかな表舞台の裏には大変悲しくもつらい日々があったようです。
現在、澤井さんは心理学を勉強され心理カウンセラーとしても活躍されていますが、それよりも主に訪問介護業務で地域社会の第一線でご活躍です。またCM出演の依頼もあるようでまだまだ元気で頑張っておられます。
だからこそ澤井さんは輝いて見えるのだと痛感します。
今回、工藤堅太郎先生&澤井孝子さんのご協力により50年ぶりに再会企画が実現できましたことに、この場を借りてご協力に厚く御礼申し上げます。
ミラーマン34話 SGM対ミラーマンの決斗
https://xeron5.wixsite.com/mirrorman-review-/episode34
英語解説版 ↑ 34話
ミラーマン第35話SGM特攻作戦(限定公開)
https://xeron5.wixsite.com/mirrorman-review-/episode-35
英語解説版 ↑ 35話
ミラーマン2020石田信之氏一周忌追悼 SGM隊員藤本武役工藤堅太郎先生に色々語っていただきました。Mr.Kentarou Kudou talks about Mirrorman 1971.
先日先生のラウンジを訪問の上、約1時間半楽しい時間をすごせていただきました。
さすがに半世紀を経た先生は相応に年齢を重ねておられましたが、話のメリハリやレスポンスは「藤本武」そのものでおられました。活達と活き活きと話される姿をきっと昨年ご逝去された石田信之さんも天上から微笑んでおられることと思います。
工藤先生は話をよくお伺いておりますと大変な努力家で勉強熱心でおられます。与えられた役柄を暗殺者であろうと主役であろうと丁寧に研究し熱心に演じられる姿勢は業種が異なれど学ぶべきころが多いと痛感しました。ミラーマンの成功はスタッフ一同の努力の結集であることは間違いないですが,工藤先生の活躍によることも大きいと確信します。
また、ファンを大切にされる話ぶりはお人柄が良く現れ、「丸ノ内さんは雨の中二三時間待ってくれて本にサインさせてもらったんだよ。けがを心配してくれて本当に嬉しかった」とか「他のファン〇〇さんはメールで動画を貴方がUPしたことを知らせてくれるんだよ」と子供のようにニコニコ笑って感謝される姿がとても印象に残りました。ファンから見た先生の魅力はここではないかと感じます。
先生の「夕日と拳銃」をDVDを購入し拝見しましたがとても当時23歳の若者が演じたとは信じられないほどの熱演でひたすら目を丸くして見ておりました。放映当時は私は9歳でしたからすでにオネンネの時間でしたから55年ぶりに拝見できたのはスゴイことです。また、大作ですので良く拝見させていただき僭越ながら紹介動画などを作成したいと考えています。
先生のラウンジは京都にあり奈良から遠くなくバイクで1時間半ほどで行けますので是非行きたいと思います。工藤堅太郎先生と奥様のご芳情には厚く御礼申し上げます。
This year 2020 is the memorial year to Mr. Nobuyuki Ishida who passed away last year.I had a chance to talk with Mr.Kentarou Kudou as Takeshi Fuimoto of S.G.M.He kindly talked about Mr.Ishida ,Mr,Shunya Wazaki and the famous directors as Mr.Yoshiyuki Kuroda and Mr.Kenji Misumi.Next time ,I will up load his talk about "Sunset and Gun" in which Mr.Kudou acted as a main hero!
『ミラーマン』石田信之、「死を覚悟」がん闘病を語る
ミラーマンの主役を演じた石田信之さんは現在ガンと戦っておられ、YOUTUBEにその赤裸々な様子を語っておられましたのでリンクしておきます。
微笑みながら語っておれますがかなり心細いと思います。先般今井さんとかいう俳優さんガンで急死されました。
しかし、ガンはおそらくここ10年ほどすると克服されると私は個人的に思います。(その治療法や発見方法がすごいものがありますから)
早期発見には血液判定とかPETCTとかがあり、おかしいなと思えばすぐにわかります。治療も色々な方法が開発されてより身近になってくると思えます。
それゆえ、ミラーマンにはもうひと踏ん張りインベーダー撲滅に頑張ってもらいたいと思います。
(SGMの面々勢ぞろい。宇佐美淳也さんはともかくも和崎さん、工藤さんの渋いご尊顔が・・)
先日は和崎さんの魅力を語りましたので今回は 工藤堅太郎さんの見どころみたいなことを書いてみます。
ミラーマンの主役は石田信之さんでミラーマンと言えば石田(他にもあるんですが石田さんその点については激怒しておられたのでタブーとなっていますw)石田信之さんといえばミラーマンというのは間違いないんですが・・・ストリーを見てその盛り上がりは取り巻きの役者さんが形成したといっても過言でないです。石田さんはハンサムでスリムなスポーツマンで売り出しておられていましたが若さで勝負みたいなところがありました。しかし演技については工藤さんも本当に良くやったと褒めておられましたが工藤さんには正直かなわないと思います。
(インベーダーが消えてゆくのに驚く表情の 工藤さんと杉山さん)
ミラーマンでの工藤堅太郎さんの役柄は藤本武というSGM(サイエンスガードメンバー)の隊員。
御手洗博士が統括で、村上チーフが現場を取り仕切る司令塔、藤本隊員はいわば係長主任クラスで一番現場で活躍する隊員でした。性格は猪突猛進というかあまり前後のこと考えない性格で描かれていており村上チーフにも注意されていました。
「核爆弾でやっつけてしまいましょう」なんて言って村上チーフが「そんなことをしたら大変なことになる」とか何度もいさめてました。w
しかし、石田さんも藤本隊員は工藤さんそのもののはまり役で役柄=工藤さんと言っていました。
(変なものを発見していぶかる工藤氏。この辺の表情作りもうまいですね)
演技でうまいと思ったのは
1、俳優座出身の役者さんですので 喜怒哀楽 の表現が秀逸。
2、アクションがうまい
この2つは自分でも素直に 売りだ!と言っておられますが、瀕死の重傷を負ったときや包帯で血だらけになっているシチュエーションも悲壮感がただよい特に うまいです。w
「おれはもうだめだー、あとはたのんだぞー」みたいなところ。
村上チーフは「しっかりするんだ!」とか叱責が多く、和崎さんはそれはうまかったが おれはもうだめだー は無かった。
工藤さんは子供番組だからか結構真面目に描かれていたと思いますが、女性関係のエピソードなんか入れたら あのちょっとすけべ―そうなお顔で子供の脳裏にもっと鮮烈に焼き付いたのではないかと惜しまれます。
「朝子ちゃん 京太郎さんばかりでなくて俺の方もみてくれよ」
「野村由紀ちゃん こんどどこかにドライブいかないかい?」
「しめしめ、今日は御手洗博士がいないから、おい安田、今日は吉原でも行ってスカーとするか!」
てなぐあいな味付けにしてほしかったなー。
皆様から怒られます。また、お粗末でした。
時代劇のファンの皆様で工藤堅太郎さんのファン、和崎俊哉さんのファンなど女性ファンが来られたのでサービスしちゃいます。
工藤さんはこの前から出ていますので、今回は和崎さんファンの皆様へ。
和崎さんは時代劇の定番、渋いオジサマでしたが、根強いファンが多いです。私も役柄は好きです。
工藤さんのように滑舌でしゃべりまくるより黙っていた方がミステリアスな感じで良い男優さんですね。
しかしミラーマンの共演者の皆様によると気さくなお人柄で茶目っ気があり、スタッフに気遣いを怠らない方という高い評価を得ておられます。ミラーマンの脚本家の山浦さんも和崎さんのことを称賛しておられ、脚本家としてもっとうまく村上チーフ役の味を出したかったというちょっと反省のコメントもしておられました。
ミラーマンの物語の終了後、なんと村上チーフは ジャンボーグA というヒーロー番組の隊長として活躍しておられたのは過去に紹介しました。ここでも 手分けして探すんだ! とか ミサイル発射! を連呼しておられました。w
ヘルメット姿の村上チーフ。眉間にしわ寄せのご尊顔が頭から離れない。w
眉間にしわよせ!敵の弱点を集中攻撃だ!w
かといって緊張ばかりではチーフも人間だからばててしまうコーヒータイムにはいるチーフ
コーヒーを飲んでるとまた事件発生。このコスチュームがなにか変といったら失礼か?
隊員たちとにこやかに歓談。ヘアスタイルが短髪。なかなかお似合いと思いますが。
平和っていよなー。としみじみかたるチーフ。普段の和崎さんはこんな感じかも。いい男であることは間違いない。
(私のYOUTUBEの作品と本の表紙のコンビ完成だ!)
私の84歳になる母はある日いいました。
「鞍馬天狗の高橋英樹さんはよかったわ。他の役柄はあまりパトせんわ。」と。この言葉含蓄のある言葉と思いました。
役者さんにしてみれば鞍馬天狗だけしているわけでないので幅広くTVに出演して顔を売る必要があります。しかし視聴者のイメージは番組の役柄と強烈にリンクしているのでその呪縛から離れられない。
ミラーマンの藤本武役の工藤堅太郎さんも私の場合母親と似たような感覚を抱いたものです。(工藤堅太郎さんは他の役でも光っていましたところが違う。w)
昨年11月に72歳になられた工藤堅太郎さんの全仕事記録版ともいえるべき「役者ひとすじ」(発行 風詠社 発売 星雲社)が出版され私も早速買い込んで読ませていただきました。
工藤堅太郎さんは・・一言で言うなら 「役者が好きでいつもアクセル全開」 な人。(若い時にはアメ車が好きで高速を時速200kmで飛ばされていたそうです)
ミラーマンでもその姿を役柄で発揮されていましたが他の番組役どころも全力で取り組む稀有な役者さんだと敬服しました。
本のさわりをすこしだけご迷惑にならない程度に箇条書きで書いておきますのでビビッと来た人必ず購入してご覧ください。1620円です。(←ちょっとPR)
・役者にあこがれ幼少のころからの生い立ちの描写が鮮明。ただしご両親の事情もあり幼少のころからご苦労があったこと伺えます。
・お父様が天覧試合に出た剣道家。厳しく、役者になるには大反対。でもがんばった!
・大スターとの交友が実に広い。広いてもんじゃなさそう。(それは読んでみてください。)
・主役の「夕日と拳銃」の馬術の危険極まりない訓練やその前後の活躍のことが大変鮮明に書いてあります。これは必読。
・役者さんは仲間では色々あるもの。忘れられない屈辱やトラウマ、一緒に演じたくない仲間とか・・(さすがにイニシャルで書いていますね。しかしネットでその事情を調べると大抵だれかわかる)
・工藤さんご本人はご苦労人でおられたようなので礼節をきちんとわきまえ、先輩に言ってはならないこと、してはいけないこと、後輩をくじくことのないように大変気をつかっておられたのが手に取るようにわかります。この辺は派手なご性格の割には人として尊敬に値する方と思います。
惜しむらくは出演本数が中途半端なく多い故、そのためミラーマンはその1つの作品でしかなく、ご本人も役柄の名前までは忘れていたという体たらく。ミラーマンについてはさらっとしか書いておられませんでした。また「夕日と拳銃」以前の作品は我々の50代の世代が知らない人も多くフィルムが現存には残っていないので疎遠であることは否めないです。若い人にはちょっとわからないけれど演技という目で見ると現在の役者さんの底の浅い点が良く見えます。
書物がヒットしたら「役者ひとすじ ミラーマン編」とか 「役者ひとすじ 五番目の刑事編」を出してほしいものです。読み手はその番組でのエピソードをもっと知りたがるものと思います。
これからもご活躍期待したいです。
昨年は高倉健さんと菅原文太さんの巨星が立て続けにお亡くなりになり、寂しい思いをしました。このごろビデオ屋に行くと高倉健さんや菅原文太さんのビデオCDは借り手が多いのかほとんどがレンタル中です。
菅原文太さんは 「仁義なき戦い」 で一世を風靡しましたがその一方でコミカルな演技で良かったのは「トラック野郎シリーズ」です。年間2本5年にわたり制作された東映のヒットものでした。やもめのジョナサン役の愛川欣也さんが企画したこの作品、当初東映の偉いさんは「トラック運ちゃんの映画など誰が見るか」と馬鹿にしていたようですがたまたま作ったら大当たり。松竹の寅さんシリーズと渡り合う名作品となったようです。文太 欣也のコンビが抱腹絶倒の演技で楽しませてくれます。
ミラーマンとなぜ関係あるかといいますと・・シリーズの中で「熱風5000キロ」(1979年)という作品があるのですが、ミラーマンの藤本武役の工藤堅太郎氏が出演していたのを見つけたからです。ミラーマンは1972年でしたから、工藤氏が37歳?の作品です。
俳優座を卒業した演技派俳優の工藤氏は女房を失ったトラック仲間として出ておられましたが味のある演技でした。劇中では事故で亡くなる役柄ですがこのような役でもなんなくこなすのは工藤氏ならではのものと思います。しかし工藤氏は本来「大映」中心で活躍していましたから東映では特別出演なのかその周辺はわかりません。その後は演劇やTVで活躍されていましたので結構脇役の売れっ子さんだったと思います。
(文太兄いに酒を注がれる工藤氏。異色のシーンでした)
(こっちはミラーマン。怪獣にバズーカ砲で突っ込んでゆく工藤氏。かっこええですね。)
工藤氏は現在74歳の好好爺になられましたが舞台に立ったり俳優養成所の講師として現役で活躍されておられるようです。いつまでもミミラーマンの藤本武役を続けていきたい気概でおられるようです。これからも応援していきたいですね。
yukimom の never say never 2014/5/15 ゲスト 工藤堅太郎
時々はミラーマンのこともね。
ミラーマンのこと紹介している中で工藤堅太郎さんは欠かせない存在です。藤本武役ははまりやくそのもので、主役の石田さんは当時若かったからその取り巻きベテラン俳優の 宇佐美淳也さん 和崎俊哉さん、そして工藤さんらががっちり主役=ミラーマンを支えたと言っても言い過ぎではないと思います。
その工藤さんが5月かにyukimom の never say neverというラジオ番組で出演、その動画が検索で出てきましたのでリンクご紹介させていただきます。
内容はご覧になればわかることなんですが、ご自身の俳優への情熱は70歳を超えておられるにもかかわらず衰えることなくほとばしっています。
1200人から40人選ばれる試験に合格されたその俳優としての実力は東野英二郎さんの引きがあったのせよ折り紙付きであったというのがうかがえます。
ミラーマンのことはほとんど語っておられませんでしたが、「夕日と拳銃」の主役の時のなつかしいエピソードも語っておられます。
京都で会員制のスナックを経営されているのでいつか行ってみたいです。
ミラーマンキャスト点描(海外ファン向英語バージョン)第2章工藤堅太郎氏 MirrorMan Cast Sketch:Chapter2 Mr.Kentaro Kudo
(泣くな村上チーフ。泣くのは京太郎に任せとけw)
ミラーマン鏡京太郎役の石田信之さんはガンの告白で闘病生活頑張っておられますが日々普段の生活のようにお暮らしでなによりですね。鏡の世界にもどってはだめなので引き続き頑張っていただきたいものです。
ひさびさまたミラーマンの周辺のことを。
さて、上の画像で涙を流しておられるのはミラーマンの村上チーフ役 和崎俊哉氏です(当時31歳、現在は75歳になられています)。渋いね~。
(ラブロマンスもこのように立派に演じておられます。HUGはあるけどキスはなかったわ)
お盆で特別何もすることがなかったので楽天のダウンロード映画を探してSFか時代劇でも見ようかと検索していましたらあの勲章を獲得された高倉健さんの任侠もの(やくざ映画)がザクザクでてきました。東映の映画ですのでタイトルと配役の皆さんを拝見しますと あのミラーマンの村上チーフ役、和崎俊哉さんの若き時代の演技が出ている作品がありましたのでダウンロードして見てみました。
和崎俊哉氏は当時東映の時代劇や任侠もので活躍しておられました。(当時は和崎俊也とか和崎隆太郎と名乗っておられたようです)東映は当時時代劇や任侠もので一世を風靡していましたが高倉健さん他大御所スターが主役を総なめにしていたような様相でしたので和崎氏は脇役に徹しておられたようです。
(ここはSFの映画でないので 藤本やめるんだ! はないですが、目をむいた和崎氏は迫力ありますね)
見たのは「緋牡丹博徒 二代目襲名 」(1969年作品)という任侠ものの映画でした。高倉健さん藤純子さんのような大御所とともに和崎氏は重要な役柄で出演しておられました。映画は任侠もので、理不尽であくどい親分が善良な親分をいじめ、殺害し、その仕返しに高倉健さんや藤純子さんが敵討ちみたいなストリーでその線は任侠ものですから脱線しませんね。w
( 藤純子からやくざから足を洗えと諌められ・・・号泣する村上チーフ。ミラーマンでは全く泣かなかった)
和崎氏の役はお祭りの半二というカタギになれないやくざ者が高倉健や藤純子さんらに救ってもらう役柄ですが、人情味あふれる演技であふれていました。ミラーマンは1972年でセリフのほとんどは司令官の役でしたから複雑な語りはあまりなかったと思います。一方この映画ではミラーマンの3年前の作品でしたが重要なセリフ回しや表情作りがにじみ出ており、それと比較するとミラーマンはTVで恰好いいけど俳優さんとしてのにじみ出る演技はストリー的に期待できなかったといういきさつがなんとなくわかります。
(兄貴役の高倉健さんから 俺みたいなやくざになるな といさめられ・・・そしてミラーマンの村上チーフになったとは・・・w)
(お祭りの半二から堅気になられ、村上チーフで頑張る和崎氏 w)
事実脚本を書いた山浦氏は村上チーフと京太郎の絡みどころが描きにくいのでこれがうまくかければもっと良かったかもとやや悔やまれて発言されていました。ただし俳優としての和崎さんは良い役者さんであると賞賛されています。(さよならミラーマンから)
当時の東映の俳優さんらは迷いどころだったと思います。時代劇がだんだんすたれてゆく傾向にあり和崎俊哉氏のように時代劇でキャリアを磨いた俳優さんにとってはまた新しい活路をもとめて生活せねばならず結構大変だったのではと思います。東映は時代劇の衰退とともにやくざ路線にまっしぐらでしたがこれもやがて反社会的と思われ衰退する傾向にあり、ますます活躍の場がせばめられることに。しかし和崎俊哉氏はその後映画やTVの時代劇にずっと出ておられましたのでその意味では時代劇俳優さんとしての金字塔を打ち立てられたのではと個人的に思います。
ミラーマンの配役者の動画を石田信之氏 和崎俊哉氏 工藤堅太郎氏と英語バージョンを3つ作りましたがその中で一番視聴率が高いのは現在和崎俊哉氏です。(数字が人気をすべて語らないですが。)渋い演技に魅せられた皆さんも多い証明ではないでしょうか?
また他にレポートしますね~。
ひさびさミラーマンのことを。
ミラーマン鏡京太郎を演じた石田信之さんは3月から闘病生活。それもガンで緊急入院で1か所を切断。そして転移した細胞も見つかり、現在抗がん剤による治療で頑張っておられます。
当初は相当ショック(誰でもそうなりますよね)でおられましたが、現在ではかなり元気になっておられ、仲間と食事も楽しまれるほどになっています。
考えてみるとミラーマンのストリーは後半からインベーダーがミラーマンの体内にエネルギー時限爆弾をしかけていつ爆発するかハラハラドキドキだったのですが、まさか石田さん自身の体内にガンというインベーダーが巣食うというのはストリーにしては出きすぎです。
しかし、ミラーマンは見事インベーダーを撃退し二次元の世界にもどってゆくのですから・・・これはストリー通りになってほしいですね。
いやまてよ・・二次元の世界に行ってしまうと帰ってこれないからこれは困るわ。
引き続き皆様ともども応援しましょう。
ミラーマン鏡京太郎の石田信之氏のブログにご自身がガンの大手術をされた旨かかれています。
YAHOOニュースにも掲載されていました。大変驚きました。
ガンの進行具合もかなり進んでいたようで他の臓器にも転移していたとも。
しかし、ガンは不治の病ではありません。きっと治ると信じています。
戦え僕らのミラーマン! 皆様も応援しようではありませんか。
ブログにはコメント欄もあります。すでに大勢の方が書かれていますが多すぎていけないことはないと思いますので上の画像をクリックして
コメント欄に励ましのコメントをされてはいかがでしょうか? 一ファンとしてお願いします。
To overseas fans of Mirrorman.
Mr.Nobuyuki Ishida's blog says that some cancer was found in his body and he immediately got operation in March 3rd.
The status of the cancer,regret to say, is not good. After his body's recovery ,he will have another operation again.
In his blog's comment board,there are many Mirrorman's fans sending messages of encouragement to him .
Please post your encouragement message so that Mr.Ishida ,Mirrorman ,will come again in full energy.
It does not matter if or not you are Japanese! ( Clik here ,and you Jump to his comment board)
Regards,
Yoshihiro
いよいよ暖かくなると出かけたくなりますね。そのようなときいつも思い出すのは 三浦半島。三浦半島の春は本当にすばらしいの一言につきます。奈良に住んでいると国宝級の文化財は多いのですがその方面に詳しくないと「豚に真珠」「猫に小判」です。全くおもしろくない。
その点そのような敷居の高い遠慮がいらない湘南や三浦半島方面に気軽に出かけられる皆様は本当にうらやましいです。
ところでミラーマンの最終回の場面は一体どこで撮影されたのか大変興味ありましたが、石田信之氏の「さよならミラーマン」を精読していますとミラーマンを見送るシーンは撮影所の近くで行ったが、ロングシーンは「城ヶ島」であったと書かれています。
朝子さんと別れをつげるシーンはいつもみても悲しいですが、ヒーローものの最終回では1位2位を争う秀逸なシーンと思います。
岬の尖った岩場は城ヶ島は西側に多かったような気がしますのでおそらくその周辺がロケーションだったのでは?と想像します。
おかりした写真中央から左のあたりかも。想像ですが。北原白秋の「城ヶ島の雨」の詩が記念碑にありますがそれは橋の真下です。
そういえば最終回のシーンの御手洗博士と京太郎のシーンがありますがあれは雰囲気的に島の東側城ヶ島公園のあたりではないかと想像します。なにか草の茂った雰囲気が城ヶ島公園周辺に多かったような印象が強かったので。
昔は観光船がありましたがいまはあるのかな?ないのかな?あれば乗ってみることをおすすめします。古いですが城ヶ島の雨の歌がながれて郷愁をそそる良い企画ですよ。
城ヶ島はバイカーも多く訪れる場所でもあるようで今度いつか行ってみたいです。
おまけ画像
御手洗博士 役 宇佐美淳也氏の 若き二枚目。 「晩春」での婚約者かなにかの1ショット。ちょっと古風なところもありますが当時の俳優さんとして活躍されていたことが伺えます。ミラーマンの御手洗博士は若いメンバーを統率する重要な役柄で冷静かつ愛情豊か。実際の撮影現場でも若いメンバーをきちっと躾け、ときには厳しい指導もされていたようです。
その後ミラーマン役のメンバーのみなさんも先生として尊敬し、宇佐美先生として敬い いまになってもその存在の大きさを感じます。