空を飛ぶ・・？

ある時、街中を歩いておりますと、何だか、空を飛びたくなったんです。

そして、背中から肩の辺りが、なんだか、ムズムズするような感じがします。

私は、身体の、そのムズムズしている辺りに意識を集中させて、振り絞るような感じで身震いしました。例えて言いますと、犬が身体についた水分を振り飛ばす時に、ブルブルブルっとやるでしょう。ああいう感じです。

すると、その振動が、段々、大きく強くなっていって、ブルブルからブーンというような振動になり、今度は、それがジワーッと全身に伝わって行きました。そして、それが、強い安定した感じになって行きました。

そうしますと、身体が、だんだん軽くなって、ふわふわして、足元が地面から離れて、浮かび上がりそうな感じになりました。そして、上でも下でも、斜め上でも空中にでも、どの方向でも、そちらに進むことを意図するだけで進めるようになったのでした。不思議な感覚でしたが、リアルで、しかも身体が軽いので、宙に浮かんでも、落ちるような不安感はありません。

ですから、空中で、もっと速く、とか、もっと上ヘ、とか、右、左、とか、グルッと旋回とか、思う通りに進めるようになったので、もう、あっちこっちと、街の上空を飛び回りました。

で、ふと、もしかして、これって夢かも、と思って、試しに、足をバタバタと振ってみたんです。けれども、足は何の抵抗もなく空を切る感じがしたので、夢ではないと思いました。

下を見下ろすと、緑の木々の間に、ちょっと小振りな体育館みたいな建物が、点々と建っております。

その建物の中を見てみたいと思い、下の方に下りて行きました。

そして、飛んだまま、建物の壁に向かって突進して行ったのでした。

そして、その建物の壁を、突き抜けると言うんでしょうか、要するに、透過するように通り抜けて、中のロビーの様な所とか部屋とかを、サーッと飛んだまま見て、また、反対側の壁を通り抜けて、外に出て飛び続け、幾つかの建物の中を通り抜けました。

ある建物の壁に向かっている時に、ちょっと不安になったんです。ホントに抜けられるかな？と一瞬思ったわけです。けれども、不安を感じながらも、まあ、やってみようと心を決めて壁に向かって突進しました。すると、他の壁よりも抵抗がありましたが、何とか突き抜けることが出来ました。なんか、ザクッという、砂に手を突っ込むような感じで通り抜けたんです。まあ、疑うと振動が落ちて抵抗が出て来るんだな、と思いました。

ひとしきり楽しく飛び回って、もういいと思ったので、ある場所で路上に降りました。

そして、まだ飛べるか、一度おさらいしておこう、と思って、もう一度やってみましたが、今度は、何だか、力がうまく入らず、出来ませんでした。

あれぇ？出来なくなった・・残念、と思っていると、目が覚めたんです。

な、なんだ、・・・夢か、・・でも、空中をズーッと進むところとか、身体がフワフワするところとか、リアルだった・・・。

空を飛ぶ夢？、それとも、アストラル・トリップ？

空を飛べるようになるお話は、幾つか、本で読んだことがありましたが、実体験？は珍しかったです。

アセンション後は、・・いえ、今でも、その気になれば、空を飛べるのかも知れません。

だって、五次元なんだもん♪・・・？