精神世界とは何のことでしょうか。精神とは、一般的には、心、と同義であるように扱われています。
大雑把に言ってそうであると仮定するならば、心って一体何でしょうか。
現在では、人間は、頭でものを考えているとされていますが、頭でものを考えること、それが心、でしょうか?
例えば、感情というものがありますが、あれは心の働きでしょうか?
ちょっと違うように感じますね。
なぜなら、感情というのは、あれこれ考えるまえに起こってくる場合が多く、心が思っているようなこととは、必ずしも一致するわけではないからです。
それでも、精神、心の働き、という大ざっぱなくくりの中で見れば、やはりそれも心の働きのうちであるように思われて来ます。
自分を産んでくれた母親というのは、本来ならば尊敬すべき存在であるべきなのに、なぜかその言動は腹立たしく、軽蔑したくなったことはありませんか?
これなどは尊敬すべきである、という自分の思いと、腹立たしい、という感情とに言わばズレが生じてきた場合でしょう。
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