今日は、午後から聖歌隊の仕事が入っていた。
といっても、ブライダルフェアだったんだけどね。
梅雨が明けて、良いで良かった。
そして、今日の相手は、久々にアルトの方。
今日で聖歌隊は2回目です。
前回は音の確認をしたけど、今日はハモリを意識して、リハーサルの前に練習。
柔らかくて素敵な声の持ち主だけど、どうしても、ブレスをした後の音がフラット気味になってしまう。
全部が全部、調整する時間はないので、特に目立つ所を中心に練習したんだけどね。
とりあえず、ブライダルフェアは無事に終了した。
下半期から来年にかけて、どれぐらいの結婚式の依頼があるかはこれで決まる
さて、ここからは専門的な話。
音程が下がるとか、息漏れがするとかの原因を帰ってからちょっと考えてみた。
多分原因は、横隔膜の支え。
横隔膜は歌を歌う上で、ポンプの役割を果たす。
歌というのは、息を上手にコントロールしなければ、喉に頼って、声帯に支障を来たす。
だから、一般的に、腹式呼吸と言われるんだけど・・・
ま、それをすぐに取得出来れば苦労はない。
だから、歌い手は、体に覚えさすようにとことん追求し、練習をする。
このアルトの方が特に失敗するのは、ブレス(息継ぎ)をした後・・・
その後の単音が必ずフラットしてしまうのだ。
これを解決するには、ブレスの後のメロディーを大きなフレーズとして捉える事がまず大事。
そうすることによって、自然と息を繋げなくちゃという意思が働く。
息を繋げるには、ブレスも深~い所に持っていかないと続かないでしょ?
例えば、長~い文章を、“・・・でした。”まで一息で読もうとします。
すると、自然とお腹(横隔膜)に力が入ってくると思いませんか?
それを次から次へと読んでいくと、息を調整しながら、お腹がポンプのような働きをして、ブレス(息継ぎ)をするようになる。
歌もまるっきり同様で、自然と横隔膜が働き、自然と腹式呼吸が出来るようになる。
要するに、歌う為の支えが出来るようになる。
このアルトの方は、実は私が以前、所属していた劇団の一人。
音程が下がるとか、息漏れがするとかに悩んでいた。
でも、それにこだわりすぎちゃって、大事な事を見落としていたのかもしれないな。
こうやって迷っている人に、どうやったら出来るようになるか?という研究は常に追求したいと思う。
それでダメなら、また別の方法を違った方向から考えなきゃね。
聖歌隊は、結婚式で歌っているだけと思われる方が多いけど、でも、少しでも多くの人に、“聖歌が心に響いて良かった”と言われるような印象深い結婚式にしたいと思う。
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