erizabusuのつぼ

部屋の中でニャンズとのやりとり♪
“つぼ”にハマった事or感じた事or思った事などを綴っています(#^.^#)

歌う為の支え

2010-07-18 22:00:34 | 「うた」のこと 

 今日は、午後から聖歌隊の仕事が入っていた。

 といっても、ブライダルフェアだったんだけどね。

 梅雨が明けて、良いで良かった。

 そして、今日の相手は、久々にアルトの方。

 今日で聖歌隊は2回目です。

 前回は音の確認をしたけど、今日はハモリを意識して、リハーサルの前に練習。

 柔らかくて素敵な声の持ち主だけど、どうしても、ブレスをした後の音がフラット気味になってしまう。

 全部が全部、調整する時間はないので、特に目立つ所を中心に練習したんだけどね。

 とりあえず、ブライダルフェアは無事に終了した。

 下半期から来年にかけて、どれぐらいの結婚式の依頼があるかはこれで決まる


 さて、ここからは専門的な話。

 音程が下がるとか、息漏れがするとかの原因を帰ってからちょっと考えてみた。

 多分原因は、横隔膜の支え。

 横隔膜は歌を歌う上で、ポンプの役割を果たす。

 歌というのは、息を上手にコントロールしなければ、喉に頼って、声帯に支障を来たす。

 だから、一般的に、腹式呼吸と言われるんだけど・・・

 ま、それをすぐに取得出来れば苦労はない。

 だから、歌い手は、体に覚えさすようにとことん追求し、練習をする。

 このアルトの方が特に失敗するのは、ブレス(息継ぎ)をした後・・・

 その後の単音が必ずフラットしてしまうのだ。

 これを解決するには、ブレスの後のメロディーを大きなフレーズとして捉える事がまず大事。

 そうすることによって、自然と息を繋げなくちゃという意思が働く。

 息を繋げるには、ブレスも深~い所に持っていかないと続かないでしょ?

 例えば、長~い文章を、“・・・でした。”まで一息で読もうとします。

 すると、自然とお腹(横隔膜)に力が入ってくると思いませんか?

 それを次から次へと読んでいくと、息を調整しながら、お腹がポンプのような働きをして、ブレス(息継ぎ)をするようになる。

 歌もまるっきり同様で、自然と横隔膜が働き、自然と腹式呼吸が出来るようになる。

 要するに、歌う為の支えが出来るようになる。


 このアルトの方は、実は私が以前、所属していた劇団の一人。

 音程が下がるとか、息漏れがするとかに悩んでいた。

 でも、それにこだわりすぎちゃって、大事な事を見落としていたのかもしれないな。

 こうやって迷っている人に、どうやったら出来るようになるか?という研究は常に追求したいと思う。

 それでダメなら、また別の方法を違った方向から考えなきゃね。


 聖歌隊は、結婚式で歌っているだけと思われる方が多いけど、でも、少しでも多くの人に、“聖歌が心に響いて良かった”と言われるような印象深い結婚式にしたいと思う。



 
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コメント (2)
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