日経平均今週の焦点は3万8000円の大台をキープできるか
先週金曜日の米国市場は経済指標の悪化を受けてダウ平均が748ドル安と大幅に値を下げた。ドル円相場も148円台をつけた。それを受けたシカゴの日経平均先物は3万8130円で引けた。
3連休明けの東京市場、今週は日経平均のレンジの下限である3万8000円の大台をキープできるかが焦点となる。
最大のイベントであるエヌビディア決算に注目
最大のイベントは26日のエヌビディア[NVDA]決算だ。DeepSeekショック後、初の決算発表となる。売上高や利益の伸びが、普通の企業に比べればまだダントツに高いとは言え、エヌビディア自身の過去のそれらと比べれば鈍化の傾向は続くだろう。しかし市場もそれには慣れたと思う。過度な期待がないだけに波乱の芽も少ないと考える。
週末28日には日米で物価指標が発表される。米国では1月のPCE(米個人消費支出)物価指数、日本では2月の東京都区部のCPI(消費者物価指数)の発表がある。コア PCE 価格指数は前年比2.6%上昇と前回の2.8%上昇から鈍化が見込まれる一方、東京都区部消費者物価コア指数は前回の前年比2.5%上昇から良くて横ばい、おそらくそれを超えてくるだろう。そのような結果になれば、ドル円が一段と円高に動くだろう。週末にかけて円高懸念が高まりそうだ。
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