「海水注入が継続していたことが判明しました」。
午後3時から東京・内幸町の東電本店で始まった記者会見。武藤栄副社長(60)は1号機への海水注入について、これまでの説明を根本から覆した。
会見によると、海水注入が始まって21分後の3月12日午後7時25分、「首相の了解がないと注水ができないという官邸内の雰囲気」を東電幹部が本店に伝えてきた。当時、海水で原子炉を冷やすのは「一刻も早くやりたい」(武藤副社長)事項だったが、官邸に反論することもなく、本店にいた清水正孝社長(66)と同原発の吉田昌郎(まさお)所長(56)らは注水中断で一致した。しかし、吉田所長は現場の判断で注入を継続。本店の意向に逆らったことになるが、武藤副社長は会見で、「妥当な判断だった」と擁護した。
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