火山噴火予知連絡会は29日、霧島連山・新燃(しんもえ)岳の火山活動について「火口から北西数キロ・メートルの地下にあるマグマだまりへのマグマ供給は停止している」と発表した。しかし、火口には高温の溶岩がたまり、火山性地震や火山ガスの放出も続いていることから、突発的な噴火が起こる可能性もあるとして、警戒を呼びかけている。
新燃岳は昨年9月7日を最後に噴火していない。全地球測位システム(GPS)による地殻変動の観測では、マグマだまりは、昨年1~2月の噴火で急激に収縮した後、再び膨張に転じ、少なくとも噴出したマグマの4分の3程度が蓄積した可能性がある。しかし、昨年12月頃から膨張が鈍化し、現在は停滞しているという。
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新燃岳は昨年9月7日を最後に噴火していない。全地球測位システム(GPS)による地殻変動の観測では、マグマだまりは、昨年1~2月の噴火で急激に収縮した後、再び膨張に転じ、少なくとも噴出したマグマの4分の3程度が蓄積した可能性がある。しかし、昨年12月頃から膨張が鈍化し、現在は停滞しているという。
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