3.6億年前のサソリ化石=南アフリカで発見、当時は南極点近く
時事通信 9月21日(土)19時21分配信
南アフリカの南端東部に露出した古生代デボン紀末、約3億6000万年前の地層から、サソリの化石を発見し、新属新種に分類したと、同国のウィットウォーターズランド大の研究者が無脊椎動物の専門誌に発表した。
当時のアフリカ大陸は南米や南極、オーストラリアの各大陸と一緒に「ゴンドワナ大陸」を構成しており、旧ゴンドワナ大陸で見つかった陸上動物の化石としては最も古いという。
「ゴンドワナスコルピオ(属)エンザントシエンシス(種)」と名付けられた化石は、長さ2.5センチのはさみの部分と、毒針があったとみられる尾の部分がよく残っている。
デボン紀が始まった約4億1600万年前までには動植物が海から陸上に進出しており、デボン紀末にはサソリの餌となる小動物が多数いる豊かな環境だったと考えられる。
現在のサソリ類は主に熱帯から温帯に分布し、一部が南米などの寒冷な高地に生息する。しかし、化石の発見場所は当時、南緯80度より南極点に近い所だったという。
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