カブトムシの角、雌に生えた=性差決定の遺伝子抑制―名古屋大
時事通信 4月23日(火)4時1分配信
カブトムシの雄の角を、雌に生やすことに成功したと、名古屋大の新美輝幸助教らの研究グループが発表した。性差を決める特定の遺伝子の働きを抑えた実験の結果で、雄では角が短くなった。
雌雄とも交尾器も変形して繁殖ができなくなっており、新美助教は「害虫の繁殖抑制策の一つとして応用も期待できる」と話している。研究成果は23日付の欧州分子生物学機構の専門誌(電子版)に掲載される。
研究グループは、ショウジョウバエやカイコなどの研究で見つかった性差をつかさどる遺伝子の一つ「ダブルセックス」に着目。解析の結果、この遺伝子がカブトムシにもあることを確認した。
次に、カブトムシの雌と雄の幼虫がサナギになる前に、この遺伝子の働きを抑える薬を注射。成虫になるまで育てたところ、通常は角がない雌の成虫の頭に、約1センチの小さな角が出現した。一方、雄の頭には本来の長さ2~3センチより短い約1センチの角ができた。
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