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放水活動阻むガンマ線、金属板で防げるベータ線

2011年03月19日 | 日記
 放射能漏れが続く福島第一原発からは、どんな放射線が出ているのか。

 自衛隊などの放水活動を阻む壁として立ちはだかっているのは、エネルギーが高い「ガンマ線」という放射線だと見られる。使用済み核燃料貯蔵プールの水位が下がり、水で遮られなくなった使用済み核燃料などから放出されている可能性が高い。コンクリート製の建屋の外壁も壊れてしまい、ガンマ線が遮られにくい状況になっている。1~3号機の原子炉にある核燃料からもガンマ線が放出されているが、こちらは圧力容器などに阻まれて外には出てこない。

 専門家によると、使用済み核燃料からのガンマ線の影響は半径数キロ・メートル以内にほぼ収まっているとみられる。近隣の県などでごくわずかに検出されている放射線は、拡散して広がった放射性物質が変化して放出されるものだ。その一つ、「セシウム137」という放射性物質は、高速の電子である「ベータ線」という放射線を出す。ベータ線は金属板で防げるため、屋内にいれば被曝を抑えられる。また、「ヨウ素131」もベータ線を出す。

 このほか、エネルギーは高いものの透過力が小さい放射線には「アルファ線」があるが、今回の事故ではこれまで被曝するような状況になっていない。原子炉が臨界状態になると出てくるのは「中性子線」だ。茨城県東海村で1999年に起きたJCO臨界事故で作業員が被曝した。

 現在、福島第一原発から半径20キロ・メートル範囲に避難の指示、20~30キロ・メートルの範囲に屋内退避の指示が出されている。屋内退避の場合は、窓を閉め、換気扇を止めるなどの対応をとれば、放射性物質の取り込みを防ぐことができる。ただ、放射性物質が大量に拡散する事態に発展すれば、さらなる対応が必要になる。

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