北海道上川地方で今年9月に放鳥した国の天然記念物シマフクロウの雄(3歳)が、野生のシマフクロウの雌と行動を共にしていることが環境省北海道地方環境事務所の調査で分かった。
絶滅が心配されるシマフクロウは1993年以降、繁殖を目指して道内で10羽が放鳥されたが、野生の個体と自然界でつがいになったのはこれまで2007年の1羽だけ。つがいになれば4年ぶりとなり、同省では「雌と鳴き交わしをするなど、つがいになる前の兆候がみられる」として、期待を高めている。
放鳥した地域は、北海道内のシマフクロウの北限となる生息域(非公開)で、放鳥前は雌1羽しか確認されていなかった。放鳥した雄は3年前に卵の状態で保護されて生育した個体で、研究者が管理しているシマフクロウに抱卵させてかえし、成鳥に育てた。今年4月にも同地域で放鳥されたが、えさの少ない地域に移動してしまったために5月に捕獲、自然に戻す訓練をした上で再放鳥していた。
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絶滅が心配されるシマフクロウは1993年以降、繁殖を目指して道内で10羽が放鳥されたが、野生の個体と自然界でつがいになったのはこれまで2007年の1羽だけ。つがいになれば4年ぶりとなり、同省では「雌と鳴き交わしをするなど、つがいになる前の兆候がみられる」として、期待を高めている。
放鳥した地域は、北海道内のシマフクロウの北限となる生息域(非公開)で、放鳥前は雌1羽しか確認されていなかった。放鳥した雄は3年前に卵の状態で保護されて生育した個体で、研究者が管理しているシマフクロウに抱卵させてかえし、成鳥に育てた。今年4月にも同地域で放鳥されたが、えさの少ない地域に移動してしまったために5月に捕獲、自然に戻す訓練をした上で再放鳥していた。
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