東日本巨大地震で太平洋沿岸部を襲った津波の高さは、三陸海岸で15メートル以上になっていたことが港湾空港技術研究所の現地調査などでわかった。
上陸した津波は山をせり上がり、海面から20メートル以上の高さに達したとみられる。
専門家は「国内最大級の津波だった」と指摘している。
同研究所などは16日から、港湾の津波被害を調査している。三陸海岸の宮城県・女川港では、海沿いの3階建てビルの屋上に漂流物が積もり、海に面した側の窓ガラスが高いところまで割れていることなどから、津波の高さは15メートル以上と推定された。
三陸海岸は、狭い湾が入り組んだリアス式海岸で、上陸した津波は、そのまま海岸近くの山を登り、大きくなっていったとみられる。静岡大学の牛山素行准教授(災害情報学)は、三陸海岸にある岩手県陸前高田市の被災状況を空中写真などから分析。山沿いでは津波の高さが20メートルに達したと結論づけた。
国内ではこれまで、1896年の明治三陸地震津波の時に同県大船渡市で記録された38・2メートルが最大だが、今回はまだ同市のデータは明らかになっていない。
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上陸した津波は山をせり上がり、海面から20メートル以上の高さに達したとみられる。
専門家は「国内最大級の津波だった」と指摘している。
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三陸海岸は、狭い湾が入り組んだリアス式海岸で、上陸した津波は、そのまま海岸近くの山を登り、大きくなっていったとみられる。静岡大学の牛山素行准教授(災害情報学)は、三陸海岸にある岩手県陸前高田市の被災状況を空中写真などから分析。山沿いでは津波の高さが20メートルに達したと結論づけた。
国内ではこれまで、1896年の明治三陸地震津波の時に同県大船渡市で記録された38・2メートルが最大だが、今回はまだ同市のデータは明らかになっていない。
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