福島第一の汚染地下水、地中壁越え再び海に流出
読売新聞 8月10日(土)19時41分配信
東京電力福島第一原子力発電所で汚染された地下水が海に流出している問題で、東電は10日、汚染水をせきとめるため地中に作った壁の上から、地下水が海に流出していることを確認したと発表した。
壁は、地表から約180センチの深さの地中が上端となっているが、壁に近い陸側で汚染水の水位を調べたところ、壁より約60センチ高いことが判明したという。
東電は、汚染された地下水の海への流出を止めるため、7月から護岸に特殊な薬を入れ、地中に壁を作る工事を始めた。しかし工事の後、地下水の水位が上昇しており、壁を乗り越えて海に地下水が流出する可能性が指摘されていた。
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