イプシロン打ち上げ中止…姿勢データに不具合?
読売新聞 8月27日(火)20時40分配信
宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))が27日午後に鹿児島県肝付町(きもつきちょう)の内之浦宇宙空間観測所で予定していた新型ロケット「イプシロン」の初打ち上げは、発射19秒前に異常が検知され、中止された。
姿勢データを計算するコンピューターの系統にトラブルが起きた可能性がある。JAXAは原因究明を急ぎ、早期の再打ち上げを目指す。
イプシロンは同日午後1時45分に打ち上げる予定だった。機体には、ロケットの姿勢を調べるセンサーとコンピューターがあり、打ち上げ直前に姿勢のデータを計算し、地上側の管制用コンピューターに送る。ロケットの姿勢のずれを示すデータの異常が見つかったため、自動停止したが、確認すると、実際にはロケットの姿勢はずれていなかった。
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