「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界にいきる。」煩悩そのもの、100%煩悩の塊である人間が不安で不安でどうしようもなく不安で信じられるもののない移ろいやすい世界で生きている。もう少し楽な暮らしがしたい。お金儲けがしたい。おいしいものが食べたい。きれいな服を着たい。など煩悩ですね。この煩悩そのものから人々を救う、煩悩を消し去る強力なお力、衆生(人々)を救わんとする願いが「他力本願」といいますね。ここでいう「他力本願」は人任せ、人たよりという意味ではありません。仏教で最高位の如来様の衆生を救わんとする願いのお力が「他力本願」の意味です。なのでこのお力におすがりするのですから、やはり相当の信心、それもよく言う、「イワシの頭も信心から」のような軽々しいものではないようですね。信じられるものがない無常の世界で何かを信じるとはナンセンスなこと。それをすべて自分で何とかしようとしている「自力本願」自力でなく仏の力「他力本願」を勧めているのが仏教の教えでしょう。ですが、お金さえあれば何とかなる。信じられるものはお金。などのお金信仰ではまだまだ、到底信心などほど遠く煩悩の炎に身を焦がすことになる。御仏の価値観と衆生の価値観は違います。遠く及びません。答えが未熟者には出せません。「捨てる神あれば拾う神あり」などと日本古来の宗教観、やよろずの神、仏は死後の世界、神は現世の世界をお守りいただけるか。
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