アルツハイマー病の患者からiPS細胞(新型万能細胞)を作製し、神経細胞に変化させて病気の特徴を再現することに、慶応大学の鈴木則宏教授(神経内科)らのグループが成功した。
早期診断や、治療薬の開発に役立つと期待される。英医学誌「ヒューマン・モレキュラー・ジェネティクス」に9日発表する。
研究グループは、40代で発症した家族性アルツハイマー病患者2人の皮膚の細胞に、山中伸弥・京都大学教授が発見した四つの遺伝子を導入し、iPS細胞を作製した。このiPS細胞を神経細胞に変化させたところ、毒性の強いたんぱく質が通常の2倍も作られるなど、アルツハイマー病の特徴が再現できた。この神経細胞に治療薬の候補となる物質を作用させると、たんぱく質が作られにくくなることもわかった。
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