９月１２日

阪神の金本知憲外野手が今シーズン限りでの現役引退を表明しました。対戦
相手のファンとしては守備についてくれると安心して本塁に走者を帰すことが
できるのでいいのですが、久保をはじめとする選手や阪神ファンにすれば「いい
加減辞めてくれんかな」と疎ましく思われていたことでしょう。正直２０１０年での
引退でもよかったのですが、選手と解説者との待遇の格差、自分が阪神の収益
に貢献している自信などの判断がそうさせたのかもしれません。
今日はヤクルト戦の９回に代打で登場しましたが、センター比屋根の好守に
やられました。代打に専念すればもう１年できたかもしれません。しかしそう
なれば大幅な減俸は避けられませんし、同じ代打専門の桧山との兼ね合いも
あります。もっとも桧山も引退へのカウントダウンが始まっているように思え
ます。
金本だけでなく桧山や新井貴浩などのベテランをいかに処遇するか、阪神が
浮上する条件は明確ではあるものの難しいものでもあります。一応若手の中
には岩本みたいな有望株はいるので、本気で世代交代を進めるのかが和田豊
監督続投へのカギにもなるのは間違いありません。