4月13日

政府の関係閣僚会議が、東京電力福島第一原発で生じる放射性物質を含んだ

「処理水」の海洋放出を正式決定しました。梶山弘志経済産業大臣が福島県の

内堀雅雄知事との会談を6分で終え、動き始めますが、実現までには紆余曲折も

予想されます。

トリチウムを含んだ処理水は希釈したうえで海洋放出することは認められて

います。認められてはいますが、放射性物質が魚介類に取り込まれ、取引価格が

低下するのでは、という不安を解消することも必要です。

福島第一原発事故や柏崎刈羽原発の不手際などにより、原発への信頼が低下して

います。海洋への放出をどのように行うのか、風評被害や放出で問題が発生した

場合の対応などを丁寧に説明し、道筋をつけるのがいいと思いますが、どこまで

本気でやってくれるのでしょうか。