５月１１日

ＨＤＤに録画していたものを確認したら、小沢一郎民主党代表の辞任会見の模様が入っていま
した。辞任するのなら秘書が逮捕された時点で行うのが一番良かったし、辞任しないのなら法
廷闘争での主張や無罪を勝ち取るための十分な証拠を提示することを逮捕時から行うべきだっ
たのではないでしょうか。現在の支持率が低下し、このままでは次の総選挙で勝利することが
できないのを危惧しての辞任でしょうが、民主党中心の政権に移行するにこういう姿勢の変化は
国民に不安を与えるだけです。

お世辞にも自民党と公明党の連立政権がこの不況に手を尽くしているとは思っていないし、年金
などの社会保障でしっかりした政策を打ち出しているとは言えません。それでも総選挙勝利あり
きでその後何をしたいのかよく分からない民主党政権に任せるのは勇気が要ります。各党が発
表するマニュフェスト通りになるとは思っていませんが、国民が明確かつ実現可能な政策を基に
安心や希望を提供してくれる政党に次を託したいと考えるのは言うまでもありません。

政党がしっかりしない間に官僚がすべてを取り仕切るようになったら国際競争から取り残されま
すし、使い勝手の悪い制度ばかり生まれ活力が低下してしまいます。選挙に勝利することも大
切ですが、その先を見据えた行動を起こせる人や政党が少しでも多く出てくることに期待したい
です。