オブジェクトとは、
操作の対象物であるとか、
アプリケーションの構成要素(部品)のこと
などと説明されます。アプリケーションの構成要素(部品)のこと
Excel VBA における、Range(ワークシート上のセル)
Word VBA における、Paragraph(文章内の段落)
などがオブジェクトである、という説明がされています。
確かにVBA初学者には、そのように説明すると分かりやすいところです。・・・というか、そういった説明でないと、初学者には理解できません。
けれども、正確に言うと、オブジェクトは、そういうものに限りません。
実は、オブジェクトとは、
「プロパティとメソッドの塊(かたまり)」
のことなのです。
私が初学者だった頃、この解説文に出会ったけれども、その当時は理解できませんでした。
むしろ、その説明の仕方に、ものすごく、違和感を覚えました。
(そうした解説文を記述した書籍が、いったい、どの本だったのか、今、探し回っても、探し当てることができません。でも、この定義の仕方は、今でも覚えています。)
ある程度、VBAのことをマスターできた段階になると、
「プロパティとメソッドの塊(かたまり)がオブジェクト」
という表現に、「なるほど、確かにそうだ。」と納得できるようになります。
このように、オブジェクトは、Excelの「セル」や、Wordの「段落」のような、
形あるもの
目に見えるもの
に限らないのです。
昨日(2023年2月1日)の記事において
「Word VBA の『Find』は、RangeオブジェクトのFindプロパティによって取得されるFindオブジェクトです。」
と書きました。昨日の記事は、
⇒ こちらをご覧ください。
そうです、Word VBA における Findは、オブジェクトなのです。
オブジェクトのことをプロパティとメソッドの塊(かたまり)と定義すると、Findがオブジェクトであることを説明できます。
◆ Word VBA入門2
それでは、また次の記事で
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