そのPC購入直後、Windows が起動しないトラブルに備えて、「回復ドライブ」を作成しようとしました。回復ドライブとは、システム自体やドライバ類のバックアップのことで、Windows が起動しない障害発生時、これを使ってOSやドライバ等の再インストールができます。
ところが、2年前は、その作成作業の途中、
「回復ドライブの作成中に問題が発生しました。」
というメッセージが出る不具合に見舞われました。回復ドライブ作成処理の進行が途中で止まってしまいます。
その不具合については、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
回復ドライブ作成のトラブル回避のために、いろいろと試行錯誤しました。
1 省電力設定の無効化
2 タスクマネージャーのスタートアップの無効化
3 システムの構成ですべてのサービスの停止
4 ウィルス対策ソフトNortonのアンインストール
5 USBメモリを別のものに交換
6 USBメモリを別の端子に挿入
7 USBメモリのフォーマット
8 Windows Update の確認
2 タスクマネージャーのスタートアップの無効化
3 システムの構成ですべてのサービスの停止
4 ウィルス対策ソフトNortonのアンインストール
5 USBメモリを別のものに交換
6 USBメモリを別の端子に挿入
7 USBメモリのフォーマット
8 Windows Update の確認
などなど・・・です。
けれども、残念ながら、それら対処策はどれもうまくいきませんでした。結局、回復ドライブの作成はあきらめることになりました。
このような経緯で、回復ドライブがないままで、2年間そのPCの使用を続けてきました。
・・・が、それも不安なので、この連休を利用して、改めて調べてみました。
Web上の情報を参考に、Windowsに標準で備わっている「diskpart」というツールを使いました。diskpartは、コマンドプロンプト上で使うツールで、パーティションの作成、削除、フォーマット、変換など、ディスクに対する各種操作ができます。
まずは、「回復パーティション」があるかどうかの確認です。
作業の手順は、次のとおりです。
1 コマンドプロンプトを管理者として起動
(ユーザーアカウント制御では「はい」を選択)
2 diskpartと入力してEnterキーを押す
3 list diskと入力してEnterキーを押す
4 リストの中から、
Windowsがインストールされているディスク
がどれかを判断した上で、
select disk ●と入力、Enterキーを押す
(●は、「0」「1」など、Windowsがインストール
されている対象のディスクの番号)
5 list partitionと入力してEnterキーを押す
(ユーザーアカウント制御では「はい」を選択)
2 diskpartと入力してEnterキーを押す
3 list diskと入力してEnterキーを押す
4 リストの中から、
Windowsがインストールされているディスク
がどれかを判断した上で、
select disk ●と入力、Enterキーを押す
(●は、「0」「1」など、Windowsがインストール
されている対象のディスクの番号)
5 list partitionと入力してEnterキーを押す
そうすると、「回復」と表示されているパーティションが出てきました。
これによって、回復パーティションがあることは確認できました。
次の作業は、回復環境が有効「Enabled」になっているかどうかの確認です。
作業手順は、次のとおりです。
1 コマンドプロンプトを管理者として起動
(ユーザーアカウント制御では「はい」を選択)
2 「reagentc /info」と入力して「Enter」を押す
(ユーザーアカウント制御では「はい」を選択)
2 「reagentc /info」と入力して「Enter」を押す
これによって表示された画面中の、
「WindowsREの状態」の箇所に、「Enabled」と出ていれば、有効化されています。
もし、
「Windows RE の状態:」が、 Disabled
となっていて、
「Windows RE の場所:」が空白
であれば、回復環境が無効となっています。
私のPCでは、「Windows RE の状態: Enabled」となっていました。つまり、「有効」です。
下の画像の画面が、それです。
ほっほぉ~、回復環境は有効に機能しているんかい。そうなのかい。
はてさて、そうするとだ・・・、
「もしや、これって、
回復ドライブが作れる、ってことじゃね?」
と考えました。
さっそく、PCにUSBメモリを挿し、回復ドライブの作成作業を試してみました。
そうしたら、完成までに1時間以上かかったものの、無事に回復ドライブの作成ができてしまいました。見事、成功です。
まるで何事もなかったかのように、さらりと「回復ドライブができました。」というメッセージが出てきたときは、こちらが拍子抜けしました。
あの2年前のトラブルによる大騒動は、いったい何だったのかと。
考えられるとしたら、Windowsの更新によるものかもしれません。Windows Updateで、不具合の修正が行われた可能性があります。
2年前はうまくいかなかったのに、今回はすんなりと作成に成功した理由の詳細は、このように、よく分かりません。けれども、今回はうまくいって、とにかくよかった!
それでは、また次の記事で
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