パソコン悪戦苦闘記録

Windowsが起動しないトラブルに備えて回復ドライブ作成

 自宅用にデスクトップ型のWindows11_PCを新規購入したのは、2年前(2022年)のゴールデンウイークでした。
 そのPC購入直後、Windows が起動しないトラブルに備えて、「回復ドライブ」を作成しようとしました。回復ドライブとは、システム自体やドライバ類のバックアップのことで、Windows が起動しない障害発生時、これを使ってOSやドライバ等の再インストールができます。

 ところが、2年前は、その作成作業の途中、
  「回復ドライブの作成中に問題が発生しました。
というメッセージが出る不具合に見舞われました。回復ドライブ作成処理の進行が途中で止まってしまいます。

 その不具合については、
  ⇒ こちらの記事をご覧ください。


 回復ドライブ作成のトラブル回避のために、いろいろと試行錯誤しました。
 1 省電力設定の無効化
 2 タスクマネージャーのスタートアップの無効化
 3 システムの構成ですべてのサービスの停止
 4 ウィルス対策ソフトNortonのアンインストール
 5 USBメモリを別のものに交換
 6 USBメモリを別の端子に挿入
 7 USBメモリのフォーマット
 8 Windows Update の確認

などなど・・・です。

 けれども、残念ながら、それら対処策はどれもうまくいきませんでした。結局、回復ドライブの作成はあきらめることになりました。







 このような経緯で、回復ドライブがないままで、2年間そのPCの使用を続けてきました。
 ・・・が、それも不安なので、この連休を利用して、改めて調べてみました。
 
 Web上の情報を参考に、Windowsに標準で備わっている「diskpart」というツールを使いました。diskpartは、コマンドプロンプト上で使うツールで、パーティションの作成、削除、フォーマット、変換など、ディスクに対する各種操作ができます。

 まずは、「回復パーティション」があるかどうかの確認です。
 作業の手順は、次のとおりです。
1 コマンドプロンプトを管理者として起動
 (ユーザーアカウント制御では「はい」を選択)
2 diskpartと入力してEnterキーを押す
3 list diskと入力してEnterキーを押す
4 リストの中から、
 Windowsがインストールされているディスク
 がどれかを判断した上で、
 select disk ●と入力、Enterキーを押す
 (●は、「0」「1」など、Windowsがインストール
  されている対象のディスクの番号)
5 list partitionと入力してEnterキーを押す

 そうすると、「回復」と表示されているパーティションが出てきました。
 これによって、回復パーティションがあることは確認できました。


 次の作業は、回復環境が有効「Enabled」になっているかどうかの確認です。
 作業手順は、次のとおりです。
1 コマンドプロンプトを管理者として起動
  (ユーザーアカウント制御では「はい」を選択)
2 「reagentc /info」と入力して「Enter」を押す


 これによって表示された画面中の、
「WindowsREの状態」の箇所に、「Enabled」と出ていれば、有効化されています。

 もし、
   「Windows RE の状態:」が、 Disabled
となっていて、
   「Windows RE の場所:」が空白
であれば、回復環境が無効となっています。

 私のPCでは、「Windows RE の状態: Enabled」となっていました。つまり、「有効」です。
 下の画像の画面が、それです。



 ほっほぉ~、回復環境は有効に機能しているんかい。そうなのかい。
 はてさて、そうするとだ・・・、
   「もしや、これって、
    回復ドライブが作れる、ってことじゃね?」
と考えました。

 さっそく、PCにUSBメモリを挿し、回復ドライブの作成作業を試してみました。
 そうしたら、完成までに1時間以上かかったものの、無事に回復ドライブの作成ができてしまいました。見事、成功です。
 まるで何事もなかったかのように、さらりと「回復ドライブができました。」というメッセージが出てきたときは、こちらが拍子抜けしました。
 あの2年前のトラブルによる大騒動は、いったい何だったのかと。
 考えられるとしたら、Windowsの更新によるものかもしれません。Windows Updateで、不具合の修正が行われた可能性があります。

 2年前はうまくいかなかったのに、今回はすんなりと作成に成功した理由の詳細は、このように、よく分かりません。けれども、今回はうまくいって、とにかくよかった!




それでは、また次の記事で
goosyun
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