旧小坂家住宅

世田谷区の瀬田４丁目に、

旧小坂家住宅があります。

実業家であり政治家でもあった

小坂順造という人の別邸でした。

今は「瀬田４丁目小坂緑地」となっています。

母屋は国分寺崖線の上にあります。

家の中も見学できますよ。

その横にある門をくぐると、向こうは崖となっています。

崖の斜面からその下の平地まで回遊式庭園となっています。

秋には紅葉の森となり、とてもきれいです。

下から見ると

この庭に、今咲いているのはクサイチゴ

タチツボスミレ

それからオオアラセイトウ

一輪だけ白いのもありました。

これは花ではなくシダの仲間ですが、

オニゼンマイです。

一応食べられるらしいですが、まずいらしいです。

オニゼンマイの向こうには、

国分寺崖線から染み出た湧水が流れています。

小さな流れで見えづらいですが、わかりますか？

下側の入口はこんな感じです。

おまけ

ここのすぐ近くに武家屋敷の長屋門があります。

もともとは岡山藩池田家の筆頭家老伊木家の下屋敷のもので、

後楽園の辺りにあったのだそうです。

それを鮎川義介という人が紀尾井町の自宅の門として移築、

さらにこの岡本の地へ引っ越す際にも移築したとのこと。

その屋敷はやがてマンションとなったため、

そのマンションの敷地の端の方に移築・保存されています。

なので、この門をくぐっても向こうには何もありません。

さて、この近くには岡本静嘉堂緑地というのもあります。

そちらにも立ち寄りましたが、

その話はまた明日。

明日はもしかすると東京も雪かも。

カメラを持って散歩することはないかと思います。