前回の続きです。
学習院大学陸上部で行われている週2回のポイント練習
①スピード練習(インターバル走、ペース走)
②距離走(20〜30km)
そのどちらも速いペース設定はされていません。
津田先生は
最低ペースの底上げ
がマラソンランナーが強くなるポイントと仰っています。
この最低ペースとは
レース中にどんなに苦しくなってもそれ以上はペースダウンすることなく走れるペース
だそうです。
なのでポイント練習時も設定ペースはフォームが崩れないで最後まで同じペースで走り切れ余力を残して終われるペースで走ります。
このペースは陸上競技、マラソンの教本でよく書かれている練習メニューでのペースや、今現在練習でインターバル走を取り入れている方からするととても遅く感じると思います。
俺も実際に走ってみて遅く感じました。
こんな遅いペースで練習して効果があるのか?
という疑問も頭に浮かびました。
このような練習メニューを学習院大学陸上競技部が行なう理由、それは
①部員の人数が少ない
②強豪校に比べ選手のレベルが高くない
からだそうです。
強豪校は100人以上の部員が日々厳しい練習を行ない、その中で生き残った選手が箱根駅伝のレギュラーに選ばれます。
学習院大学は人数ギリギリで予選会に臨まねばなりません。
そうなると一番気をつけなければならないのは「故障、ケガ」
それを避けるためにも過度な練習を行わず全体のレベルアップを図らねばなりません。
俺たち市民ランナーも仕事、家庭の生活の合間に時間をやりくりして練習を行なうので、故障は避けなければなりません。
また若い頃は無理がきいた体も年齢とともに疲労が抜けなかったりします。
そう考えると津田先生の指導する練習法は我々市民ランナーに適したものではないかと思います。
今後のブログは自分の週2回ポイント練習を中心とした日記になっていくと思います。