8/10の出撃で一瞬南側だけ晴れた30分でしたが、
DOBはみずがめ座のらせん星雲を狙いました。
セッティング時少し晴れていて、アライメントと
ピント合わせは済ませていたので、すかさず自動導入し、
視野中央に微調整、撮影開始してこちらは放置。
その後急ぎミザールの方へ。
(ミザールは手動導入なので・・・)
で、ミザールの撮影開始してからDOBに戻ってきて
しばらく様子を見ていましたが
10秒×150枚ほど撮影したところで雲が出てきて終了・・・。
(ミザールの方は300秒×1枚で終了・・・)
150枚中薄雲が被ったコマやブレたコマを除いて
使えたのは100枚でした。
NGC7293 らせん星雲(モノクロバージョン)
Skywatcher DOB GOTO 12" F3.65
Ackermann 2in coma corrector/ reducer 0.73
ASI294MM PRO gain300 -0℃ 10sec × 100
QBP Filter + UV-IR Filter
Ackermann 2in coma corrector/ reducer 0.73
ASI294MM PRO gain300 -0℃ 10sec × 100
QBP Filter + UV-IR Filter
本当は今回晴れていればミザール+CBPでRGB画像撮るつもり
だったのですが曇ってしまいダメだったので、昨年DOB+294で
撮影したカラー画像とL-RGB合成しました。
NGC7293 らせん星雲(カラーバージョン)
16分強(10秒×100枚)しか露光していない割には
かなり良く写っていると思いますが、
拡大するとまだ結構ざらついています。
もう100枚か200枚追加したいところですね。
処理した画像を拡大していろいろ見ていたのですが、
右上の方になにやら紡錘銀河が透けているように見えます。
↓赤丸の中
Twitterでこれって銀河が透けて見えているんですかね?
と上げたところ、HIROPONさんから銀河ですねという回答と、
天体を同定するサイトを紹介していただきました。
2MFGC 16944 という銀河のようです。
そこからさらにリンクして以下HPに行くと詳細のデータが出てきますが、
これを見ると対象の銀河は後退速度20,537Km/sec、
距離はだいたい290Mパーセク・・・
ということは1Mパーセクが326万光年ですから、
約9億5000万光年彼方になります!!!
距離700光年のらせん星雲を透かして
その先9億5000万光年彼方の銀河が
見えるってのはロマンがありますね。