火曜日は良く晴れていたのでMILTOLと
90Sを持ち出して再びM31を撮影しました。
今回DOBはお留守番です。
9時前くらいから撮影し始めたのですが、途中雲が出て、
とぎれとぎれで12時過ぎまで合計100分ほど撮影して、
翌日仕事でしたので1時頃で切り上げました。
M31 アンドロメダ銀河 クリックするとFlickrに飛びます
Kenko MILTOL 400 ED 400mm F6.7 BORG マルチフラットナー1.08
ZWO ASI294MC PRO gain150 180秒×32枚 総露光時間 5,760秒
ZWO UV-IRフィルター タカハシ90S
ZWO ASI294MC PRO gain150 180秒×32枚 総露光時間 5,760秒
ZWO UV-IRフィルター タカハシ90S
ミザールに続いてこちらも暗黒帯がぐるっと巻いたところが良い感じに
処理できました。外周をもっと持ち上げても良かったかもですね。
また、赤ポチが写らないのがちょっと残念です。
別途NB4-PMで撮影してR-CHにかぶせてみようかと思ってます。
10/24 追加
さらに強調したバージョンも作ってみました。
とてもノイジーではありますが手前側の暗黒帯がぐじゃぐじゃしている
ところがよい感じです。
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ところで、今までgoto debuは、
ドブでのラッキー イメージングが メインで、
天体撮影の基本に則った ちゃんとした撮影は
してきませんでした。
なので今回基本に立ち返って、初めていろいろと
きちんと撮影してみたつもりです。
が・・・のっけから構図を間違っていたようです。
右肩上がりがデフォですかね・・・(;'∀')
今回やってみた内容
①ちゃんと長時間撮る
今まではDOBの10秒露光の多枚か、ミザールやミルトルでも
20~40分程度簡単に撮影するだけでしたが、今回はガッツリ
180秒×32枚で96分撮影しました。
(といっても本格的な方からすればガッツリでもないですが)
②オートガイド
ASI Air Proでオートガイド&ディザリングを実施
露光時間とディザリングのおかげか、スジ状のノイズは皆無です。
ミルトルにガイド鏡とASI120MM PROを同架
ASI Air Pro 撮影画面
ガイド精度は絶好調でした・・・±1"強くらいに収まってます。
さすがは90S!! まだまだいけます。
③ダークもちゃんと当てました。
・180sec, gain150, -10℃でダークを40枚撮影
・ダーク画像をコンポジットしてマスターダークを作成
・ベイヤー画像にマスターダーク適用
・ワークフローでRGB化
・RGB化したファイルをコンポジット
と初めてきちんと基本に忠実にやってみました。
ただ、ダーク適用のやり方が良くなかったのかどうかわかりませんが、
ダークを当てなかった画像の方が、解像度が良いような気がします。
(↓画像 ホットピクセルはいっぱい出るしノイジーではあるのですが)
M31 アンドロメダ銀河(ダークなし)クリックするとFlickrに飛びます
中心核がすこし紫っぽくなってしまいましたが、暗黒帯の描写は
こちらの方が少し微細に見える気がします。
(ホットピクセルはレタッチして除去しました)
ということで両方ミックスしてみました。
(あんまり変わらないかな?)
M31 アンドロメダ銀河(ダークあり+なしミックス)
クリックするとFlickrに飛びます
④フラット無し
これだけが基本に忠実じゃないですね。
今回セルフフラット等の処理もしていませんが問題なさそうです。
このフラットナーはフルサイズ対応のため、フォーサーズセンサーでは
フラットは必要ないようです。
⑤画像処理
・SI8でダーク適用、RGB変換、コンポジット
・コンポジット済画像をStarNetで星消し
・星消し画像を再びSI8でレベル調整,デジタル現像,シャープ処理,
ウェーブレット処理、色調調整、トーンカーブ調整等を実施後、
星あり画像と比較明合成
・Denoise Aiでノイズ除去
それにしても
6cm屈折でこれだけ写るとはびっくりです!!
しかも、27,800円のミルトルで。
ただ、実はフラットナーの方が少しお値段が高いです・・・。
先日ミザール12cmで驚いていましたが、
それ以上でした。
ミザールは自作コマコレのせいだと思いますが、フラットを当てるのが
非常に難しいので困りものです。