仏部隊とマリ軍がトンプクトゥ擘奪、歓迎する市民たち

仏部隊とマリ軍がトンブクトゥ奪還、歓迎する市民たち

ＡＦＰ＝時事 1月29日(火)19時1分配信



画像







AFP＝時事

【AFP＝時事】西アフリカ・マリに軍事介入した仏軍とマリ政府軍は28日、世界遺産都市トンブクトゥ（Timbuktu）を10か月にわたって実効支配していたイスラム武装勢力から奪還した。トンブクトゥ入りした両軍は、解放された住民の歓迎を受けた。

【写真7枚】パラシュートでジープをトンブクトゥ市内に投下する仏軍

イスラム武装勢力掃討のため北進していた両軍は26日、北部主要都市ガオ（Gao）を制圧。28日にはガオとトンブクトゥ間の全域を奪還した。イスラム武装勢力から奪還されていない都市は、首都バマコ（Bamako）北東1500キロに位置するキダル（Kidal）のみとなった。

国際社会から同地域への経済支援も届き始めている。日本政府は29日、邦人が犠牲となったアルジェリア天然ガス施設での人質事件を受け、マリを含む西アフリカ・サハラ砂漠南縁の安定化支援として1億2000万ドル（約110億円）の拠出を表明した。

写真はトンブクトゥ市内で、「（フランスの）オランド大統領、ありがとう」と書かれたメッセージを持たせた軍服姿の人形をオートバイに乗せた男性（2013年1月28日撮影）。【翻訳編集】 AFPBB News
.

【関連記事】
マリ情勢、仏軍が空港掌握 周辺地域も奪還
イスラム過激派が世界遺産トンブクトゥから撤退、内部分裂も
アルジェリア人質事件、生存者が証言 「日本人は処刑された」
〔写真特集〕西アフリカ・マリ情勢～仏軍が介入～
〔写真特集〕フランス外人部隊

最終更新:1月29日(火)19時37分