旅先で寝る前に手にとった本に元気をもらいました。
抜粋です
老いにはかなり不都合なことが多いものです。老いていくということをユーモアのセンスで吹き飛ばすことが出来る人は人生の実力者だと思います。
ある日食事の招待を受けて行かれたそうです。お二人は日系移民で旦那さんが92歳、奥さまが87歳です。ずいぶん苦労もなさって歳を召されました。ご馳走はステーキだったそうですが、この方、一歩も歯がありません。ところが入れ歯もしないでステーキを召し上がるのです。大変感心をして聞かれました。
「長生きの秘訣って何ですか」
「息をするのを忘れないことです」
「あー、そうですか」
妙に納得をされたそうです。
「ずいぶんお肉を上手に食べられますね」
「いやいや、これぐらいの肉は、歯茎がずいぶん丈夫になりましたから大丈夫なのです」
「入れ歯をなさることもあるのですか」
「ええ、入れ歯をすることもありますよ」
「どんな時に入れ歯をなさるのですか」
「それは、歯を磨くときですよ」
もう爆笑です。
その奥さまもユーモアのセンスのある方で
「実は入れ歯の話しなのですけれども、この前一つ句が当選したのです」
合わぬはず じいちゃんそれは 私の歯