今まで運が良かったのか、靴に雨シミができるのは今回が初めて。
対処法を調べたのですが、雨ジミの範囲を含めて広めに水で濡らせば目立たなくなる、とのこと。
革靴好きの方にとっては当たり前のコトかもしれませんが、初めて知りました。
除湿剤を入れて乾かします。
ソールも濡れたので、乾燥に2日かけました。
トゥの、水滴がついた部分が白っぽくなっています。
サイドにも少しシミが。
状態を確認したところで、早速とりかかります。
まずはステインリムーバーで拭いていきます。
『リムーバーではシミは落ちない』と書かれているWebサイトも見られましたが、
なぜリムーバーを使用したかというと…
① シミが白色なので、雨ジミなのか塩吹きなのか自分には判別できなかった (塩ならリムーバーで落ちるらしい)
② ケアをしたのが最近なので、塗ったクリームを落とさなければ十分に水が染み込まない可能性がある
③ モゥブレイのリムーバーは水分を含んでいるので、あわよくばリムーバーを染み込ませるだけでシミが消えるかも
という理由。
さて、リムーバー使用後、サイドのシミは首尾よく消えたのですが、トゥのシミは頑固でまだまだ目立っていました。
いよいよ水で濡らしていきます。
(写真は撮り忘れた)
雑巾を水で濡らして、少し水気を残すようにユル目に絞ります。
(最初、日和って硬めに絞ったら全然シミが消えなかった)
そうしたら、シミの目立つトゥ部分に濡らした雑巾を押しつけたり、トントン叩いたり、クルクル動かしたりして、革に水分を含ませていきます (どの動きが正解かは不明…笑)
雑巾を離すと水滴が残るので、靴磨きに使っているクロスでサッと拭き取ります。
シミが目立たなくなるまで繰り返していき…
最終的にはほとんど消えました。
風通しの良い場所で半日ほど乾燥させ、クリームを塗っていきます。
まずはデリケートクリームを塗り、
(前回の反省をふまえて薄塗り)
右足のトゥのキズは油性クリームで補色しておきます。
キズは消えませんが、地の色が見えていたのは補修できました。
さて、全体のケアにはニュートラルのクリームを使用。
モゥブレイのアニリンカーフクリーム。
あまり伸びがよくないので、塗りすぎ注意。
デリケートクリームに似た位置づけの商品ですが、ロウ分の割合が多いようで、少し光沢が出ます。
この靴はしばらくの間、ニュートラルのクリームでケアしていこうと思います。
(余談)
今回はじめて気がついたのですが、
この靴のバックルが銀製であることが判明しました。
(金具の裏に925の刻印が)
色はシルバーなんだけどピカピカではなく、ところどころ黒っぽくて、どこかビンテージ調の金具だなとは思っていたのですが…銀製だったのかと妙に納得。
ブレザーボタンやアクセサリーが銀色でも金色でも、どちらにも馴染んでくれる色合い。
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