goo blog サービス終了のお知らせ 

とんかちドリルズ

Lifestyle constructor
家とか、家具とか、趣味とか。楽しく過ごす為の時間を構築したい工務店。

Ellis Ericson Edge board 7'0

2019-05-19 07:02:24 | surf






オーストラリア人サーファー&シェイパーのエリス エリクソン
アンドリュー キッドマンと共にジョージグリノーが発案したバックヤードスペシャルから続くエッジボードの旅を記録したBook&DVD"On The Edge Of A Dream"の中で彼が最終型として作ったエッジボードです。

作品を見ていない人のために説明しますが、この板はフォームブランクス(あらかじめ長さやロッカー、厚みが決まったサーフボードの原型となる製品)から作られていません。
ジョージグリノーから教えて貰った方法を使ってEPSフォームブロック(バカでかいフォームの塊)から電熱線で、長さ、ロッカー、厚みを切り出しています。用意されたものではなく、そこから考えられた世の中でグリノーとエリスだけがやっている方法です。
私の7'0 はロッカーテンプレートも無い長さだったので、彼がテンプレートから引いてくれた貴重な一本です。



※電熱線で切ってみる私📷エリス

丸みのあるノーズ、アークテール、アウターアウトラインはファンな見た目で、インナー(ボトム)アウトラインはシュっとしたノーズからアークテールまで直線的なアウトライン、マスタードイエローカラー。
ボトムエッジはピンピンに立っていますが、外側は優しいソフトレールです。




数日乗った感想ですが、夢にまで出まくる中毒性です。

サーフボードであって、サーフボードじゃないような。
パドルはファンなソフトレールのアウトライン。EPSの浮力もあるので、とても軽くスイスイ進んで行きます。
アークテールなので、テールを押してくれる面積、角度が多く、テイクオフするのがスムーズでとても早いです。爆発的に加速します。
パキッとしたピークからのテイクオフは、離陸(水だから離水?)と言った感じ。
あの時の余裕感ったら、ホントたまらんのです。

板が走り出し「さぁ何しようかなー」と考える暇があるくらいのテイクオフスピード。

加速が始まるとボトムアウトラインの板に変わります。板が浮上してきて、ボトムエッジを感じながら板を横に、エッジを掛けながら推進力に変える感じです。
横に走っている時、インナーとアウターの間の凹みのアウターボトムはシングルコンケーブなのでボトムエッジは強烈なVボトムになります。

まるで船です。
 

※分かりやすく逆さにしてます

マスタードイエローのボトムのコンケーブ、アウターコンケーブがあって、水が流れれば流れるほど板は揚力で浮き上がり、接点が減り始め加速へ変わるんです。
先日、いい波にドンピシャでテイクオフ、スッと横へ向いたらフェイスの整った波で。板も走っていたので、ボトムtoトップと板を漕いだら、まるでアメンボのようにピョーン、ピョーン、ビョーン!ビョーン!!とあっという間にすごいスピードになって。それがもう頭から離れません(笑)

接点が少ないのにカチッとしたエッジを感じるので不安もなく。まるでスノーボードのエッジのような、しっかりとした踏みごたえを感じるのですよ。
パワーブレードフィンとの相性ももちろんいいので、テールはドリフトしますし、でもエッジを掛けることも出来るので、あれ?これはスノーボードにどこか近いな、と思っています。
まだスノーボードのように全てを操作出来ていないから、夢にまで出てくるんだと思います。




テールロッカーとフィンと相まって、ターンの弧はとても小さくも回れそうです。もちろんエッジを強めれば大きくも回れるし、そこはどう操るか、だと思います。まだ操れてませんけど(笑)

エッジがしっかりしてるので、エッジを強く当てるとボトムからトップにギュン!と引っかかって上がります。
そのまま、プルアウト出来ました(これっぽっちも望んでませんでしたが(笑))。

乗れば乗るほどハンドル?レバー?がいっぱいある感じがします。
今はまだどれがどのレバーかを確認してるところもあるので、「くそッ!グァー!!!!」と思う時もありますが、これを操作出来たら「絶対楽しい!」と思うポテンシャルが半端ねぇ。と感じております。

私のは7'0 ですが、5'10 to 6'3とかも抜群に良い気がしますし、乗ってみたいと思いますね〜〜。
俺はミッドレングス愛好家なので、7'0で良かった〜〜と思ってますけどね。短め好きな、動きが好きな人には短めもいいと思いますよ〜〜。

エリスは今、シェイパーを生業にしていないので、たくさん作る事は出来ないし、そもそも製造方法がほぼゼロからの仕事になるので早く作ることも難しいと言っていました。
東京八王子ライドサーフさん他、各地のサーフショップでご購入出来る様になりました!

手間暇めちゃくちゃかかりますからね、費用も他のサーフボードよりは高くなるのは当たり前ですからね。グラッシング方法なんてどうしてんのか想像もつきません。

でも、「これは僕だけの方法だから作っていきたい」とも言っていたし、5年の歳月をかけて形にしたモノですからね、それは無駄にせずしっかり分かる人に向けて続けて欲しい、そう願います。

同じものづくりの仕事をする彼の姿勢はすごく共感しているし、大変さもわかるので、商業的なレールに乗って欲しくないなぁ〜〜なんて個人的には思ったりもしますが…それは、なんとも私の意見なので‥なかなか難しい問題ですね。

エリスエリクソン エッジボード。
少しはなんとな〜く分かってもらえました??

興味があったり、板へのリスペクトがあったり、いつか買える時が来たら買いたい!って思ってる人、是非触ってみてください。

そのうち買える時が来るはず!(笑
 
Book&DVD "On The Edge Of A Dream"は限定数量2500冊です。
すこしでも興味が湧いた方、見ていない方はhttps://ontheedgeofadream.org/で購入出来ます。
110aud+25aud?の送料で届きますので、是非こちらもチェックして彼のプロセスを見てから、彼にエッジを頼む時まで貯金する。これが一番盛り上がる、私の通った道です(笑)
 
そちらもゼヒ!
 
※以前の記事
 
 

最新の画像もっと見る