Salsa する?

Salsaの力を信じてます。
ココロの核にしみ込んで、カラダの芯が躍動します。

映画を進化させた作家 三浦しをんvs女子プロレスを救えるか 長与千種

2014-10-28 12:20:56 | ドキュメンタリー・その他


日曜の夜、寝る前に必ずすることがある。
明日の月曜・水曜・金曜の映画上映スケジュールをチェックする。

気になる映画は、なるべく漏らさず観たい。
女の特権レディスデイや、早朝割引、会員割引を駆使すれば、
野菜・肉・魚・トイレットペーパーには迷惑はかからない。
とにかく財布に優しい選択をチョイスする。

何度も作品のディテールを読んで、ようやく今週の予定が立った。
日本映画「まほろ駅前狂騒曲」、原作は三浦しをん。。さん


◆映画を進化させた作家 三浦しをん◆

映画ノートを見て、ふと  気づいた。

三浦しをん原作の映画は、この一年半で三本観た。。。

2013年4月舟を編む
     ⇒2012年 本屋大賞
*↑ブログ/映画[舟を編む」是非!をどうぞ♪

2014年5月WOOD JOB!ウッジョブ神去なあなあ日常
     ⇒2010年 本屋大賞
*↑ブログ/国防男子と映画「ウッジョブ」をどうぞ♪

2014年10月「まほろ駅前狂騒曲」
     ⇒135回直木賞

「舟を編む」や「ウッジョブ」は大辞典出版の途方もない工程や
林業継続の難しさと後継者不足、、
人が気にした事もない分野を描き、しかも面白い。
この二本の映画はワタシ的には大当たりだった。
ならば!と観たのが「まほろ駅前狂騒曲」だった。
平日の1時50分 ほぼ満席。。
が、予想に反してどこにでもある話し・・・に うとうと…

ゆるやかに進むつまらない会話と淡々と日常を送る人々。
だが、心の奥底には「トラウマ」を飼っていた。
その「トラウマ」は大きくもならないが、小さくもならない。
いつも、事あるごとに「トラウマ」が心の鍵をロックする。
消えてくれない「トラウマ」は誰もが持っている。

行天春彦(松田龍平)のセリフ
「まっとうな愛情をかけられた人の言葉はキツイ…」
一瞬にして目が覚めた。

この瞬間に三浦しをん。。という作家に降参した。


日々の生活は、見たくないモノは見ないようにすればツツガナク過ごせる。
一生逃げ回っても、それはそれでイイのだ。

それでも映画という娯楽の中に真実があったりして、
不意打ちのようにグサッ!と刺される。
暗闇の中で誰にも気づかれずに、泣くのも悪くないのだ。


他の映画と全く角度の違う三浦しをんの世界。
映画館で平日昼間から満席状態にできるのはパワーは
日本映画を進化させたと思う。



◆復活した長与千種 DOUSURU?女子プロレス◆


長与千種さんは40歳で女子プロを引退。
引退後、千葉でスナックカラオケのオーナーをして生計を立てている。

彼女は40歳の時に自分の団体を作り独立をしようとしたが、
圧力がかかり本人の意思とは無関係に引退させられた。

それが現役レスラーダンプ松本さんの要請に応じ、
長与さんは49歳の今、現役に復帰した。
復帰の初戦は3000人もの往年のファンが押し寄せ、
白いリングは投げられた真っ赤な紙テープで見えなくなるほどだった。


長与さんも松本さんも、売れっ子レスラーの時から両親を養い、
一家を背負う形で今日まできている。
二人ともクラッシュギャルズ全盛時の人気と知名度が
今現在のレスラーとしての最後の砦なのだ。


◆最後の砦。。◆

うちの左大臣は幼少の頃からプロレスマニア。
だが今は日本も世界もプロレスはすたれてしまった。
それでも時々、往年の世界中のプロレスラーを日本に呼んで、
講演をしてもらったり、
一緒にお酒を酌み交わしたり、、
輝かしい男子プロレスの世界は小さな会議室で語られるだけ。

だが往年のレスラーも歳をとり来れなくなったり、
レスラーの諸事情で会もしりすぼみ状態。
そこへ突然女子プロの長与千種をゲストで招いてみた。
講演当日、小さな会にガラガラを引いたオンナ達が押し寄せた。
予想を超え、全国の長与ファンが飛行機や新幹線に乗り続々とやってきた。
その会始まって以来の人が入ったという。


現在のプロレス地方巡業がテレビに映された。
二人のレスラー長与千種とダンプ松本。
地方の体育館でまばらな観客が囲むリングでの試合。
『生き生きと輝いてる長与千種がいた』のナレーションが・・
試合はベビーフェイスの長与がヒールのダンプの狼藉に
大きなアルミのカンカンでお仕置きする場面。
リングの外で暴れる二人に逃げまどうチビまる子とじぃさま。。
古過ぎる、、、

テレビを見てるワタシがツラクなった。


世界で唯一企業として成功しているWWEというアメリカのプロレス興行がある。
選手は食事管理・筋トレ・医療・社会保障など全て整い、
腹の出たレスラーや赤貧のレスラーなどいないという。
度肝を抜くアトラクションは、アメリカ中のプロレスファンを満足させる。

世界中のレスラーが入りたい希望の星がWWEだ。

長与さんが立ち上げた女子プロレス新団体「MARVELOUS」
順風満帆に経営するお店が三店舗もあるにもかかわらず、
50歳を目前に女子プロレス界の立て直しに立ち向かう。
「新団体はいっぱしの企業として恥ずかしくない団体を目指す」

そしてプロデュースや演出も全く予想外の事を考えているという。
どんどん忘れ去られようとしている女子プロレス。
日本でのWWEを目指すのか?
女子プロレスの明暗は、
最後のスターレスラー長与千種にかかっている。



**驚きの帯表紙なんです!!!**

今回のプロレスの本は左大臣の書庫から拝借。
左から俳優坂口憲二の父、坂口征二
ご存じ♪アントニオ猪木
マイクを持ったポッチャリアナウンサーは古館一郎デス


人気ブログランキングへ←参加してます。応援クリックにポチッ♪していただけると励みになります。いつも読んでくれてありがとう(^◇^)/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿