◆多治見市の新しいチャレンジ!◆
月曜日、一通のメールが届いた。
ファンクのダンス仲間から来たメールは、
朝日新聞に掲載されたコラムで
「ヒップホップで、高齢者が20代の敏捷性に若返る」
岐阜大学教育学部の春日晃章准教授(47)らの研究結果。
そのデータ対象は多治見市の高齢者ダンスグループTGK。。
市が結成した2014年5月に結成。
メンバーは、59歳~79歳の女性63人と男性4人。
平均年齢は70歳。
市内の公共施設にて週1回。
ヒップホップを1時間半練習。
講師のレッスン料など年間100万円の運営費は市の支出。
ここまでする多治見市の目標は、
高齢者の健康維持をすることで、
医療費や介護費の削減に繋げること、、だった。
それが思わぬ奇跡の結果を叩き出した。
2014年10月
多治見市民の一部を対象に体力測定をした際に、
成績が異常に高い高齢者がいた。
「全身反応時間」が0.3秒台。
発光を見て跳躍するまでの時間が20代レベル…
その高齢者がダンスユニットTGKのメンバーだった。。
◆ヒップホップの贈りもの アンチエイジング♪◆
この体力測定の結果から春日准教授らは、
TGKの60~70代女性38人の運動能力を調査。
5秒間小刻みにステップを踏む「立位ステッピング」の回数
60代 40.1回
70代 37.7回
「全身反応時間」
60代 0.386秒
70代 0.399秒
この2項目は20代女性レベルだったという。
春日准教授の分析は
「ヒップホップという速いテンポの音楽に
身体の動きを合わせることで
神経の働きに良い影響を及ぼしてる可能性がある
高齢者は自分の意思と身体の反応にズレがあるため、
交通事故に遭いやすい
少額な予算で
高齢者に自立した生活を長く送ってもらうと共に、
交通事故防止にも役立ちそうな取り組みだ」
今は市の催事などでTGKのパフォーマンスを披露したり、
メンバーのモチベーションはかなり上がっている。
「私はアイドルよ♪」
「観客にダンスを観て欲しい!」
「動きが俊敏になり、段差などで躓かなくなった
辞めて下さいと言われるまで、、
100歳までは続けたい。。」
一般的にはヒップホップと高齢者は、絶対結びつかない。
アップテンポの曲とあのキツイ中腰の態勢は、若い人しか踊れない。。
だが、、
振付けやステップは練習すれば、熟成し上手くなる。
そしてダンスはリズムで遊ぶ有酸素運動。
脳みその前頭葉の細胞を増やすのには、もってこい!なのだ。
こういう取り組みが広がれば、
医療費・介護費云々など言わなくても済みそうな。
多治見市よ ガンバってクダサイ
お手本ですから!(^^)!
◆ダンス クイーンズ◆
去年からファンク・ロックダンス・ヒップホップを習い出した。
月1か2回のペースだが
ワタシ以外は誰もダンス経験がなかった。
メンバーは子育てが離れ始めた女性達のみ。
これから自由な時間が持てる時に襲う身体の変調、、
そして大病、、
縁の切れない病と再発の恐怖・・・
この1年で彼女たちは変わった。
身体の柔軟性が戻ってき始めると、モチベーションが上がった。
ヘコヘコダンスからナンチャッテdanceまでになり。
細々とでも良いから続けたい!と口ぐちに言うようになった。
先生にこんな曲で踊りたい♪とか
筋肉を使えるようになりたい!とか要望も出るように。。
全員が前向きな気持ちになっていた。
ダンスファッションも
茶の間のお姉さん風だったり
体力のないダンサー風だったり、、
それぞれの持ち味が出てきた。
気力も体力もダンスを始める前とは別人だった。
たかがダンスだが
これからの生き方を
前向きな気持ちにしてくれたことは間違いないようだ。
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