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いきなり、何書くのぉ~みたいだね。
アントニオ猪木は日本中誰でも知ってる一風変人風味の格闘家。
その彼が古希を迎えた。
古希って70歳なんだよ。見えないし。。
この人バッカみたいなダジャレばかり言ってるのも有名。
センセーショナルでちょっとダーティーなイメージがついてるのも確か。
◆傷だらけの人生だが。。傷は勲章◆
彼はプロレス、実業家、破産者、政治家、タレントと、
色んな人生を辿ってきた。
ワタシは格闘家としてのプロレスの試合は一度だけ観た事がある。
2階席からは顔なんて、へのへのもへじにしか見えない。
なのに彼だけは声もその表情もはっきり伝わった。
表情の見せ方だけで、試合の流れが分る超一流の格闘家だった。
その彼が政治家に転身し政治家達がビビってチビって漏らすような、
枠外の事を次々とやってのけた。
1990年のイラク軍のクウェート進出で在住の外国人は全員人質に。
日本政府の圧力の中、自力でトルコ航空機をチャーター。
人質家族らとイラクへ。
「スポーツと平和の祭典」を開催し、最後にはサダム・フセインから
「貴方のお陰で戦争が起こらずに済んだ」と感謝の言葉と人質を奪還。
もう一つは世界の要人が会う事すらできないキューバのフィデル・カストロ。
1990年にカストロと4時間の会談。
カストロ議長の「武力ではなく平和的解決しかない」という言葉に押され、
平和的にイラクでの人質奪還に繋がったという。
これだけで政治家としての器を超えた命知らずの魂を感じる。
オレがやらなきゃ、誰がやるんだ!みたいなものだろうか。
ただの国会中継のパフォーマンスとは異なるもので、予測不能。
この事は日本人としての偉業だと思う。
その後はダーティなイメージをつけられ政界を去ってしまう。
◆闘魂の男 そうきたか!◆
そんなアントニオ猪木氏が昨日、古希のパーティー迎えた。
偶然左大臣が見つけた動画。
昨日2月24日古希のお祝いパーティーでの猪木氏の挨拶の映像だ。
粛々と短い言葉で綴る猪木氏。
「傷だらけの人生。。でしたが、傷ひとつひとつが勲章です。
そして今日何よりも喜んでくれてるのが私の体です。
首・肩・腰・膝・ありとあらゆる関節たち。。。骨もコキ 古希」
終わった瞬間660人の招待客は大爆笑とヤジ。
お見事!
どんなスゴイ事をやっても奢ることなく、我が道を行くこの人。
言い訳もせず、人を謗ることもせず、生きたい道を行く。
これまでの人生を骨もコキ 古希で締めくくるのは、ずるい(笑)
◆キューバから「友好勲章」が授与された!?◆
実はキューバ経済の悪化のためロンドン五輪の際、
キューバ男子柔道チームを私費で日本合宿に招いていた。
そして2012年11月20日勲章が授与された。
**闘魂。。**
昨夜この映像見て感じたのは、
信念もって生きてる人は目の光が歳を取らない!ってこと。
覚悟も背負うリスクも想像を超えてるけど、人を動かすのは
本気の魂だというのだけは分る。
ワタシが観たプロレスの試合も、観客にプロレスのかけ引きや面白さを
魅せる闘魂そのものだった。
猪木氏の言葉で好きなのがあるの。
花が咲こうが咲くまいが、生きてることが花なんだ。
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