緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

過ぎし日々を詠う

2019-02-01 13:14:58 | 定型詩

黄瀬川の 両岸険し 高橋の 白きしぶきは 幽体誘う
(高橋という橋には橋を作った大工が橋の上からのみを落とし、それを取ろうとした大工も橋から落ちると水底に宮殿があり、のみを取って帰るとただ橋の上にのみを持って立っている自分に気づいたという伝説がある。)

用水の 速き流れを 湛えたり 影刺す水面 虫魚集えり
(集まった水中生物や小動物を捕まえようとして、子どもがよく落ちた池でした。)

雪水を 集めた池の メダカたち 群れて泳ぐは スイミーのよう

池の主 留守になりたる 夏の午後 急な夕立 祟りと恐る
(新しい建物に建て替える際、中庭の池をつぶすので中の大きな鯉を捕まえて他に移した日の午後、夕立ちがひどかったのであの鯉は池の主で祟りだったんだよなどという人がいたので)

木漏れ日の 光を浴びる どんどんは 瀬織津姫の おわしますかな
(どんどんとはこの地方で小さな川の段差がある場所の滝を意味します。)

ほんとかなぁ?的な過去生

2019-02-01 10:47:26 | ヘミシンク
 まるの日さんによると、過去生というのは自分を構成しているデータの一つ的なものらしい。今日はそれらを見ようとF15フリーフローを聞いた。以前も感じていた人質の少年的な過去生だ。そこには自分以外にも各地からの人質の子どもたちがいて、貧弱な体格の私はいじめられがち、なのでそこで生き抜くために嘘もついたりずるがしこく立ち回ることも覚えた。信頼できる人などいない。残念なことに私を人質に送った家は親戚の人に下剋上的に乗っ取られてしまった。そうすると、人質である私はもう価値がないので殺されるしかない。そこで私は牢番をうまく言いくるめてわいろを贈って脱走した。見つからないように必死に逃げた。森の中で疲れて寝込んでいる私の腕を引っ張るものがあった。それが兵隊ではなくその地の農民の初老の男性だったことにほっとした私は、引っ張られるままにその男の粗末な家について行った。そしてそこの家族は親切で私を受け入れてくれた。今まで信じられるものがいない環境で暮らしてきた私はやっとほっとすることができた。その家には男の子もいたのだが、兵隊にとられてしまい帰ってくることができなかったようだ。なので私は体が元気になると仕事の手伝いをすることにした。そしてその家の娘と夫婦となった。周囲に素性がばれないように注意しながらも、やっと得られた自分の居場所で生活していくことができた。