昨日は「局法」のお話が出てきたので、本日は「格法」「局法」についての
基本的なお話でも(^^)
算命学で鑑定をする際、決して見落としてはいけないのが
この「格法」「局法」。
特に「格」に入ると「入格者」と呼ばれ、宿命には明らかな特徴が出ます。
昨日取り上げた「局法」は、「格法」に比べれば、いわゆる“おちびちゃん”。
昨日取り上げた「八相局」はかなり稀な「局」に当たりますが
誰でも何らかの「局」には入ります。
これに対し、純粋に入格する人には、なかなかお目にかかれないのが
「従化五格」と言われる五つの「格」のグループ。
人に従うのがポイントですが、自我を出さずに環境に従い、逆らわずに生きると
大きな財運や名誉・名声運などに恵まれます。
20世紀最高のソプラノ歌手として知られるマリア・カラスも、この入格者でした。
そのほか、「玄流八格」などいくつかの条件をクリアしなければ入れない「格」や
ものによっては良くお目にかかる「部分格」など様々な「格」がありますが、
今日は芸能界でも良くお目にかかり、形としても分かりやすい
「天干一気格」を例に見てみましょう。
こちらは、『半沢直樹』の大ヒット以来、引っ張りだこの堺雅人さんの陰占。
癸 壬 癸
申 未 戌 丑 寅
酉 丁 辛 癸 卯
ご覧のとおり、天干に「癸(きすい)」と「壬(じんすい)」という水性の干しかなく、
「水性天干一気格」という「格」に入ります。
この格に入る方は、思考力が最高とされますが、実行力の必要とされる実業向きではなく
学者・芸術家の世界に進んで大成すると言われます。
堺さんにはカリスマ性の出る組み合わせの星があったり、移動条件付きの大運天中殺を
お持ちだったりと、もちろん他にも俳優として成功する要素をお持ちです。
ただ、異常干支や宿命天中殺など、他に「虚」の要素が無いので、この格に入らなければ
「虚」の世界である「芸能界」で成功することは難しかったでしょう。
このように、「格法」「局法」は占いの上では外すことのできない占術。
学んだり、応用したりするのがとても難しい占術ではありますが
その人を理解する上ではとても大切なので、私達は恩師より半年余りをかけて
教わりました。
たまに恐ろしい説明もあったりして半べそをかきながらノートを取ったのも
今となっては良い思い出です(笑)
算命学には流派もあり、先生によってもカリキュラムが異なりますのですべての方に
共通する話ではありませんが、この「格法」「局法」、算命学を学んでいて
一番ややこしく、心が折れそうになる最大の難所。
最初は難しくても、たくさんの星を見ていれば、いつかは自然と慣れてきます。
恐ろしい説明があっても、それは最悪のケースであり、一種の極論。
守護神がきちんと廻っていたり、ご先祖様の誰かが守ってくださったり
大抵の人には救いがあるものです。
しっかりとした資料さえ手元にあれば、習っている期間は内容の詳細まで
記憶できなくても、ぼんやりとした輪郭だけ掴んでおけば問題ありません。
いつかは使いこなせるようになりますので、算命学を学んでいる皆様には
ぜひ、無事にこの難所を越えてほしいと思います(^^)
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