リアル事情の多忙により、またしても更新が長く空いてしまった。
読んだ直後の感想自体はちょくちょく書いてはいるのだが、まとめて書くことができていない。
単行本の発売も近いので、この3回分については短めの感想で済ませることにしたい。
ポケスペ剣盾編、取り急ぎの感想。○○○○○○○○○○って前代未聞か? https://t.co/6bwwRPHXrM
— ナトリウム (@H2CO3Na) April 21, 2022
ムゲンダイナが覚醒し、本気の姿を現した回。
もはやタイプ相性もないムゲンダイビーム連射により、次々とポケモンが倒され大ピンチに陥る一同だが、ザシアンとザマゼンタの介入で窮地を脱する。
ここで朽ちた剣と盾が事態打開の切り札となりうることが推察されるも、まさかのそーちゃんの離反で失敗。
この行動について、当時の感想では「闇堕ち」と評したのだが、後にムゲンダイナの毒の影響だったことが示唆されている。
とはいえ、「ジムチャレンジをやりたくなかった」という部分は本心だと思うし、それゆえに彼の内心がしばらく明かされてなかったのだろう。
しかし、そのためにジム戦の描写が等閑になったことはあまり良くなかったと思う。長期的な布石を置いておくことは重要だが、その場その場での盛り上がりもやらなければならない。
目的のためなら手段を選ばない主人公像は効いていただけに、心情の欠落を補って盛り上がりを出せる何かが欲しいところだった。
5月掲載
↓当時の感想ツイート
ポケスペ剣盾編、5月発売分取り急ぎの感想。
— ナトリウム (@H2CO3Na) May 21, 2022
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○の宿命か…。
あと○○○○○○○○○○○、尺がどう考えても足りない。どうするのか? https://t.co/6hpD0hlCXY
ザシアンとザマゼンタの攻撃でムゲンダイナが鎮静化したものの、戦っていてたジムリーダーはムゲンダイナの毒でリタイア、更にそーちゃんが行方不明になるという展開。
この回から、ようやくしーちゃんが主人公としての働きを見せるようになって良かったと思う反面、DLCの話をあと半年で済ませられるのか?という不安が出てしまった。
とりあえず話をダウンサイジングするよりも、広げる決断をしたことは尊重したい。
そのためには連載枠の拡張がなんとしてもなされなければならないのだが、編集部に仕事ができているイメージが全くないので、いい加減どうにかしてほしい。なんとも言いがたいが。
場面に注目すると、しーちゃんによるそーちゃんへの評価を語るシーン。
彼の極度な合理主義は確かに際立ってはいたが、やはり最初の印象が彼女には強かったのだろう。
ただ、それは彼女から見た一面であって、彼が本心でどう考えていたかでもう一波乱起きると予想している。
そこでどのような衝突が起き、どう解決するかが残り半年の課題になりそうだ。
6月掲載
ヨロイ島での話が中心の今回。
まずは状況整理で、腕利きのトレーナーが多いヨロイ島にはしーちゃんとマナブが行く事になった。
やはり実力で見ると、最後まで残れたホップ・マリィとしーちゃんの間には格差があるということだろう。
前回で登場人物の過半数を退場させたので、改めて話の方向性が分かりやすくなったと思う。
こうなると、剣盾は敵キャラに対して味方キャラが多すぎるので、ポケスペの話作りの上で支障が大きかったのだと改めて痛感した。
そして残りはカンムリ雪原に向かうこととなり、まあこちらはこちらで協調性に欠ける面子が一人いるので波乱が起きそうではある。
さて、クララとセイボリーは両方出てきて、互いにライバル視する関係としてきた。
更にクララはムーンと連絡先を交換した仲で、そーちゃんの解毒に関わることとなる。
正直、クララとムーンに関係性を出すのは予想外で、こういう地方間を繋ぐ関わりがポケスペ独自の強みに思える。
流石にここを深掘りする時間はないと思うが、今後通巻版で話を繋げられると良いかもしれない。
最後にしーちゃんとクララのバトルだが、久しぶりのダイマックスのないバトルだ。
もっとも、時間がないので全て一撃で終わってしまうのは仕方ない。
あとようやくラビフットにニックネームをつけたのだが、その葛藤ももう少し早く描けていればなあ…。
ただ、女子図鑑所有者の手持ちが6体揃ってバトルする画が曲がりなりにも描けたこと自体は、本当に喜ばしいことだと思う。
記事をお読みいただきありがとうございました。
感想等ございましたらコメントいただけると幸いです。
また、普段の発言についてはこちらのTwitterにて行っております。
よろしければご覧ください。
以前、感想を書いたものの、返事が無かったり、消されたりしたものがあったので。
どういった感想が良いかという意見があれば、その通りに感想を書こうと思います。
返事を書けなかったのはどうもうまい返しが思い付かず、そのまま次の感想書く作業に入ってしまったからです。
また、消してしまったのは完全な誤操作でした。すみません。
> しかし、そのためにジム戦の描写が等閑になったことはあまり良くなかったと思う。長期的な布石を置いておくことは重要だが、その場その場での盛り上がりもやらなければならない。
おっしゃる通りだと思います。
しかし、こう言ってはなんですが、ポケスペではジムチャレンジなんて各章で何度もやってます。BW編でやりきったとさえ言えます。
今更それに力を入れるくらいなら、もっと別のところに集中してそこを盛り上げるというのも作劇の一つではないかと思う次第です。
まあ、とどのつまり剣盾のゲームのシナリオとポケスペという漫画の噛み合わせが良くなかったという事なのでしょうね。剣盾で主人公陣営がジムチャレンジをしないわけにはいきませんから。
>DLCの話をあと半年で済ませられるのか?という不安が出てしまった。
おそらく大丈夫だと思います。
山本先生達も何の計画も無しにDLCのシナリオをぶっ込んだわけではないでしょうから。掲載が安定しない中、それでも数々の章を書いてきた山本先生達が投げっぱなしにするはずがありません。
これまでの実績から、少ない話数でDLC含めて畳むことができると信じても良いのではないでしょうか。
>まずは状況整理で、腕利きのトレーナーが多いヨロイ島にはしーちゃんとマナブが行く事になった。
そもそも私としてはマナブがそーちゃん捜索に参加している事に違和感を覚えるのですが、管理人さんは違うみたいですね。
いくら法的な成人年齢の低いポケモン世界でも、マナブの年齢や経験実績実力を考えれば、仕事を任せるには問題があるように思います。
単純な行方不明者の捜索だけならともかく、今回の案件は伝説のポケモンに加えてシーソーコンビのような悪党も関わっているのですから。危険は否めません。
二次被害に繋がりかねない事を考えると、親元に帰すか、マグノリア博士のところで留守番させるのどちらかです。
そもそも、どうしてマグノリア博士はマナブを留守番させないのか?マナブの親は反対しないのか?マナブの親になんて伝えているのか?いろいろ疑問が生じてなりません。
前にもお伝えしたと思いますが、大人が子供の命を奪うというのは心理的なハードルが高いのです。一度その一線を超えない限り、抵抗が出てしまい、行動に反映されてしまうのが自然だと思います。
(ザオボーやシーソーコンビがムーンやしーちゃんをすぐに始末しなかったのは、これが一番の理由であると私は考えています。ザオボーはモーンを突き落としましたが、モーン
は大人です。ザオボーに子供を直接殺した経験はありません)
マグノリア博士のような良識ある大人ならば尚更で、子供の命を奪うなど論外。むしろ保護した上で適切に導いてあげなくてはならないと考えているはずです。
それがどうしてマナブにそーちゃん捜索が任されるようになったのか、私にはよくわかりませんでした。
管理人さんとしては、どうお考えでしょうか?
差し支えなければ、ご意見を聞かせていただきたく思います。
無論、返事が思いつかないなら無理にお答えいただかなくても大丈夫です。