前回の展開を受け、主人公二人の関係に変化の兆しが出た?回。
しかし今回の話の主役はビートであろう。ローズとそーちゃんの会食を知り嫉妬→不意打ちをかける→負ける→目的を話して負け惜しみを言いつつ撤退→そーちゃんによるフォロー
と、やりたい放題。
しかしビートが話をひっかき回すだけではなく、しーちゃんの手持ち探しに進展が見られるなど、メインの話が大きく動いた部分もある。
まずはビートとオリーヴの会話から。
ここでローズはビートの名前すら覚えていないという悲しい事実が判明。
ねがいぼしの収集についてはローズが指示してはいるが、実務はオリーヴで、そこで誰に指示したかは聞いてないということなのだろう。
どうもプロジェクトの進行としてダメな感じがするが…。
続いてしーちゃんの手持ちの話。
ようやく前回のジム戦でアピールできたのか、手持ちを探していることが各種ワイドショーで取り上げられた。しかし、そのきっかけがそーちゃんにお膳立てされたことによる勝利だと彼女が知ったら…。
しかも、注目され続けるためには勝利し続けなくてはならない。しーちゃん自身のバトルセンスはお世辞にもよろしくないので、これからもそーちゃんによるお膳立てが必要になってしまう。
この危うい関係の破綻が怖いが、やはりいつかは描かなければならないだろう。
一方、そーちゃんは前回の会食の意味について全く興味がない様子。やはり彼が興味を持てるのは武器だけのようだ。「エネルギー」にこだわってるのはゲームのストーリーを思うと意味深に思えるが、果たして。
ここで気になるのが、ローズの権力についてそーちゃんが全く知らなかったこと。
彼ほどの頭脳があって社会を見ていれば、マクロコスモスが何をやっているのか知らないはずはないだろう。ダイマックスもしーちゃんと出会うまでは知らなかったようだし、どういった家庭環境で育ってきたのか気になる。
ここで、ホップが手持ちらしきサシカマスを見つけたという知らせをいれ、しーちゃんは一目散に向かう。
一応しーちゃんは「先に行ってて」と言っているから、別に同行する必要はないのだが、そーちゃんの行動が「身具調整用の樹液を取りに行く」というものなのがいささか不可解ではある。
強く責任を感じているならついていっても良さそうなものだが、まさかこのあとのビートの襲撃を予見していたわけはないだろうし、どうにも不明だ。
まあ今までのジム戦でも、しーちゃんの試合を無視してでもひたすら自分の手持ちの身具調整に当ててたぐらいだから、そこが彼の中で一番の優先順位なのだろう。カブとの戦いも近いわけだし。
そこに襲撃をかけるビート。さらに会食を誘ったのがローズだと知り手がつけられない状態に。これにマナブはドン引きし、そーちゃんは対話を打ちきり実力行使に出る。
ここでもタイプ相性不利に関わらず地形の利を生かしてガラルポニータを撃破。
ビートをまんまと出し抜いて見せたことで、ヤロー戦での苦戦は基本的にダイマックスへの知識が不足していただけで、バトルセンスはずば抜けて高いことがわかる。
カブに勝っているマリィは、ルリナ戦の時点ではそーちゃんより後だったような気もするが、それは明言されてないし分からないか。
ビートのローズへの忠誠心というか承認欲求だが、邪じゃないという方が個人的にはアレではないかと思うが…。
彼に待ち受ける失格とピンク化、それがどう描かれるのかは楽しみ。
とりあえず次回への引きはサシカマス発見について。ここでウッウを出してくるのが原作のホップとの関連性を感じるが、どうなることか。