通勤手段

私の会社の人の会話は、いつも内容が決まっている事が多いのです。

口を開けばお天気の話しかしない人。
食堂に来ると、窓から見える前の家の洗濯物を見てはああだのこうだのと言人。
朝、出勤してくると、必ず通勤途中の道路事情の話をする人。
もっともその人は、いつも始業チャイムギリギリか遅刻をしてくることが多いので、ある意味、言い訳のような意味合いもあるのだとは思いますが。
そのいつもギリギリに会社に来る人が、最近は比較的早いのです。
そして、台詞は、
「今日も道路は空いていた。いつもそこを通ると遅刻するのに、最近はスイスイ通れる。」
と言います。
「気がつけば、車よりバイクが増えているような気がする。」
とも言っていました。
私はその人とは方角が全然違うので、同じ道は通りませんが、確かに道は空いているような気がします。
やっぱりガソリン高騰の影響なのでしょうね。

私の通勤途中に、毎朝、必ずすれ違う女性がいます。
その人は相当な雨の日以外は、毎朝自転車に乗っています。
私が、その人とすれ違うようになってから、もう５年くらいになるように思いますが、すれ違う場所は、いつも会社の近くです。
５年位前に最初にすれ違ったときは、その人は、普通のママチャリに乗っていました。
それがしばらく経つと背の低いスポーツタイプの自転車に変わり、徐々に服装も自転車競技の選手のように変わってきました。
外見も元オリンピックのスピードスケートと自転車競技の選手、現在は参議院議員の橋本聖子氏に似ています。
年齢は３０代半ばから後半くらいでしょうか。
ヘルメットこそかぶっていませんが、最近は、ますます自転車競技の選手のようになっています。

少し前に、用事で家の近くの保育園の前を通りました。
娘も息子も卒園した保育園です。
すると門から出てきたのは、何と、いつもすれ違う自転車のその人でした。
どうやらその人は、その保育園の保育士さんだったようです。
驚きました。
その人は、私が車通勤をしている距離を、いや、もしかしたらもっと長い距離を毎日自転車で通っているのです。
私の通勤距離は片道約６．５キロくらいですが、途中に谷戸山という小さな山があり、そこを越えるのが大変です。
かなり長い急坂を越さなければなりません。
その人は、そこを毎日自転車をこいで越えているというのが驚きでした。
そういえば、短パンから、ちらっと見える太ももは、かなりのものだなと思っていました。

私が３０代前半の頃のことですが、娘の友達のお母さんは、学校給食の仕事をしていたのですが、職場まで毎日マラソンで通っていたことを思い出しました。

もう一人毎朝出会う男性がいるのですが、その人は、小さなリュックを背中に背負って、スケートボードに乗って走ります。
歩道がなくなるとボードを持って歩き、また歩道に差し掛かるとボードに乗って走ります。
見ていて危険な感じもしますが、確かに歩くよりは早そうです。

スケートボードは別にしても、その人なりに個性ある通勤方法を取っているなと思います。

私の会社は交通の便が悪く、電車を利用するのはかなり大変です。
私の家そのものも駅から遠いので、毎日のこととなると、余計に公共の交通機関を利用するというのは、考えにくいというのが現状です。
なので、車通勤が当然、車しかないと思っていましたが、考えればそれなりの手段もないわけでもなさそう。
娘が乗っていた原チャリもカバーをかぶったまま置きっぱなしになっているのですが、さすがに原チャリは怖くて乗れなくなりました。
３０代の頃は私も原チャリで、かなり遠くまでぶっ飛ばしていたんですけどね。

そうこう考えると、ママチャリであの山を越えるのは大変なので、以前も書いたように、やっぱり電動自転車かなぁと気持ちが傾いています。

マクロレンズも欲しいし、電動自転車も欲しい。
最近欲しいものばかりで、ストレスがたまりそう