このことで、私は義母の事を思い出しました。
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先生と別れて実家の茨城へ帰った義母は、ただただぼんやりと日々を送っていました。
傷心しきった義母を見かねた周りの人たちが、義母を結婚さようと話を進めました。
その相手が義父でした。
そのときの義母は、すべてがどう動いても良いという投げやりな気持ちでした。
それと同時に、当時の義父が東京の田園調布にかなり広い敷地を持っていたことも結婚を決めた理由の一つだったそうです。
以前、漫才で『田園調布に家が . . . 本文を読む
遅咲きの菊の花が咲いた。
悲しい菊の花だ。
2年前に長年同居していた主人の母親が亡くなった。くも膜下出血で、突然の死だった。
他人同士の同居だから、長い間にはいろいろなことがあった。ぶつかったこともあった。でも、私たちの関係は、比較的うまく行っていたと思う。
その義母が、庭に菊を植えるように勧めた。
我が家には亡くなった義父の仏壇がある。
仏壇に花を供えるために、菊は長持ちするし、仏壇の花 . . . 本文を読む