はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

初めての写真版

2021年02月17日 | わたくしごと
先週の書道教室の時のことです。
例のテツくんが、自分の書いたものを先生に見せながら、
「なんだか今日は調子が出ない。」
と、言いました。
先生が
「どうしたの?体調でも悪い?」
と聞くと、
「そういうことはないんだけど、なんとなく気分が乗らない」
と言いました。
すると、先生が
「それじゃ、テツくんが元気が出る話をしてあげる!」
と言って、来月号のお手本を出し、
「じゃーん!
テツくんの作品が3月号の写真版になりました!」
と言いました。
それを聞いてテツくんは、
「やったー!」
と言って、小躍りし、片手にこぶしを作って天井めがけて軽く振り上げました。
それ以降は元気が出たらしく、先生もびっくりするくらい良い字が書けたようです。
先生も
「俄然、調子が出たみたいね」
と言って、うれしそうでした。

写真版とは、提出した作品の中で優秀なものが写真になって掲載されるものを言います。
私としても目標としているものです。
「テツくん、すごいね!良かったね!」
と、心の中で思いました。

いつものように各自練習をしていた時、先生が私のそばにきて、
「はーちゃんの作品も写真版になりましたよ。」
とそっと言いました。
私はびっくりして思わず
「えっ!ウソ!」
と言ってしまいました。
「『ウソ』って・・・」
と先生は苦笑いをしていました。

今回提出の作品は、まったく自信がありませんでした。
前回の時は、楷書も行書も不合格で昇級はできず、たぶん今回もダメだろうと思っていたので、それが写真版になったなんて、驚きでした。
むしろ、前回の行書の方が自信があって、写真版になるかもしれないとさえ思っていたのに不合格だったので、今回は何が良かったのかよくわかりません。
いつも行書は合格しても楷書が不合格というパターンだったので、今回の写真版も行書だろうと思っていました。
ところが、予想に反して楷書が写真版になりました。


字の上に赤丸が付いているのが私の作品です。

今まで合格したことのなかった楷書が合格して、しかも写真版になったなんてびっくりです。
こうして、他の人の作品と比べて私のものがそれほど優れているとはとても思えないので、字の好みというのもあるんだろうし、何が良くて何が悪いのかいまだにわからないというのが、本当のところです。

書道を始めて今月で一年になりますが、一度も写真版になったことがなく、なんとなくメリハリのない書道教室だったので、これで俄然やる気になりました。
テツくんと同じように私も元気が出ました。

今回は行書が不合格だったのですが、楷書が合格したので、現在、1級になりました。
この後、特級というのがあり、それが合格すると初段ということになります。
段になると、書く文字も変わり、画像の右上にあるような5文字の楷書と行書を書くようになります。
段がもらえるようになるのは、まだ先の事ですが、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。


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