包丁研ぎ

皆さんは包丁研ぎをどうしていますか？
私は年に一度、プロの刃物屋さんに研ぎに出しています。
だいたい年末に研いでもらうのですが、状態によっては、中間に６月頃にも研ぎに出すことがあります。

研いでもらう店は、二つ先の駅の刃物屋さんです。
いかにも『職人』という感じのおじさんがいる、古い小さなお店です。
ゆっくり時間をかけて、全部手で研いでくれます。

でも、その店は駅の近くで、いつも渋滞しているところです。
道が狭く、その上駐車場もないので、包丁研ぎに行くのがつい億劫になってしまいます。
よっぽど思い立たないとなかなか「よっしゃぁ～！行こう！」と言う気になれないのです。
そんなわけで、ついつい億劫になってしまって今回は、研ぐのを抜いてしまいました。

普段はちょっと切れ味が悪くなると、簡単な研ぐ道具で包丁を研いでは使っていました。

おじさんは、私の持っていった包丁を見るなり
「奥さん、これ自分で研いだの？」と言うので
「ええ。家にある道具でこうやって・・・」
と、研ぐ格好をしました。

ちょっと、切れなくなると、こんな簡単研ぎ器に入れてゴシゴシしていました。

すると、おじさんは
「だめだめ、そんなのでやっちゃ・・刃が丸くなっちゃってるよ。
良い包丁が泣いてるよ。
しっかり砥石で研がなくちゃ駄目だよ。
ちゃんと刃を作って、切れやすくしておいてやるからね」
と言って、包丁を預かってくれました。

そして、夕方包丁を取りに行きました。
早速大根を切ってみました。

切れ味がぜんぜん違います。
ホントに良く切れます。
葱もキャベツももちろん大根も。

おじさんに研いでもらった包丁は、途中であまり手を入れなくても切れ味が持続します。
自分で砥石を使ってこんな風に研げれば一番ですけど。

やっぱり、包丁はよく切れるのが一番ですよね。
包丁が切れると料理も楽しくなるものだと改めて思いました。