駒澤大学「情報言語学研究室」

尾張犬山城白帝文庫所蔵「家康御自筆薬袋」

「かんのうえん」かな書き藥名

『成瀬氏世諸国字伝』

犬山城主、成瀬正成に家康公が「長久手御陣ノ年  家康公勢刕へ御進駕ノトキ正成御使ヲ勤ムル功ニヨリテ御槍ヲ賜フ

とした後に、

一 カンヲウエント云藥、上書ニ御自筆ニテホンノカンヲウエントコレアリ

此名が、現今の「救心感應丸 氣」と同じかは、未だ證明を急ぐことをせずに、家康公が家臣正成に与えた藥名の記録として、大切に薬袋に自筆上書きしたそのものを大切に保管していたことになる。

現存する紅葉山文庫旧蔵書『新刊官本類証医林集要』〔明嘉靖 ,明嘉靖08年 , 劉氏日新堂〕刊本には、

「神應丹」「神應散」などの名は見えるのだが、漢字表記したときどのように記載していたのかを知る手がかりは得ていない。

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