源順編『倭名類聚抄』の序文に和語「タコ」として、「蛌」の語例を所載するのだが、此の語例の典拠が此まで何人も論述してこなかったのだが、金澤庄三郎博士がその著『和名抄』の研究』〔創元叢書刊〕のなかで、此の『江家次第』にあることを説いている。実際、「つつみやき【裹焼】の加蛌タコ」を所載することを見て、此の語論が唯一。此の用例を承應二年版にて正しく確認した。
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