一句鑑賞

柚子湯

冬最中です・・・冬至が近づいてまいりました。

柚子湯ですが、柚子は先週に耳納の里でゲットしております。

当日の湯に浮かべるのですが・・・なんといいましょうか、あのプッカリ感はなんとも心もほっかりとします。

例句には・・・柚子湯沁む無数の傷のあるごとく   岡本眸

長いこと歳時記を読んでいて気づかなかった句とでもいいましょうか。

私も歳を重ねてくると句意が分かるような気がします。

柚子湯は主に香りで一年の疲れを落とすのかと思いますが、この句はその柚子湯が身に沁みると言ってます。

それも無数の傷があるごとくと・・・

実際に皮膚に切り傷などありません、心の傷なんですね。

ゆっくりと湯に浸かってこの一年を思い出せば、あんなこともこんなこともと好いことばかりではないと思い出しているのでしょう。それが無数の傷だと・・・

確かに心の傷はなかなか消えないものです。

来年に引きずるもの・・・私もあります<(_ _)>

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