一句鑑賞

笹鳴

笹鳴
2011-01-27 22:38:30 | 日記
低温の今朝でしたが、日差しを額や顔に受けると温みを感じました。
今年になって未だ田舎を歩いていません。
春の兆しが見えているでしょうに・・私が笹鳴を聴くのは秋月です。
まだ今年は訪れていません。
例句は・・・


笹鳴や磨きて覚ます杉の肌     本多静江

この杉は、京都の北山杉、絞り丸太でしょう。
杉の肌と言っていますから。
床柱として和室に使われています。
その製造工程は、杉皮を剥かれた丸太を冷たい川の水で・・・
たしか・・・素手で磨くのではなかったかな?記憶が薄れてます・・・笑
しかもその作業は女性が主に担っていたと聞いていました。

例句は・・・・
杉皮を剥がれて冷たい水で磨かれた杉の肌は、いよいよ白く光りだします。
これを杉の命を覚ましているようだと言っているのですね・・・。
そんな現場に、鶯の笹鳴が届いているのです・・・鶯ももう直ぐホーホケキョと鳴けるようになるのだと・・・
磨きて覚ます杉の肌・・・・素晴らしい!
絞り丸太の作業所・・・自然に包まれた。
正しく「季語の現場」で作られた句ですね。


2016.1.25
この寒波は・・・明日は早めの仕事があるのに。

コメント一覧

koh
笹鳴分かりました
youtubeで聴いてみました。
ほんと、じゃっじゃっ…でした
これはまさか鶯とは思えません
一句鑑賞さんは風雅な環境の中におられるのですね。
俳句の風雅な感じは、身に沁みこんだ本物の風雅だったのですね。
一句鑑賞
笹鳴は
林業は危険ですし、その割には収入の少ない仕事です。
水源となり、CO2削減にも貢献しているのですけど・・
笹鳴きはかなり濁った声です。
じゃっ、じゃっ・・という傍で聞くとちょっと怖い感じ?
どんな鳥だろうとおもうとそれが鶯なんだから驚きます。
低木の茂みを鳴きながら素早く移動していきます。
今日は我が家の庭に来ていました(笑)

水道は大丈夫でした。

koh
冷え込みました
天気予報に反し、きのうも寒い日でした。
先日、水道管が凍ったとか、もう大丈夫ですか?

30年ほど前、福知山で鶯の鳴き声を山裾で聞きました。
たどたどしい鳴き方…、あれが笹鳴なのですね?
それから約10年後、京都で仕事仲間の二人の女の子の家族は北山杉に関わる仕事をしておられました。
一人の子のお父さんは、倒れてきた木の下敷きになり亡くなられました。
いろいろ思い出しました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事