お正月遊びで思い出すものに独楽廻し。
私が小学生時分は・・・当時10歳くらいとして62、3年前(-_-;)
木の独楽で鉄の芯でした、紐はたぶん綿を数ミリに縁り合わせた白いものでしたが、何て言うのかは当時も知らないし今もってです。
先っぽをちょっと唾を付けて湿らせて鉄芯からきつく巻き付けていきますが、半ばからはしだいに緩めながら巻き付けます。
野球の投球の、スリークォーターって角度から2メートル先の地面に向って投げます。
紐が緩かったり腕を振るスピードが遅いと回らないというか、転がって、いわゆるアウトですね。
これを数人でやるのですが。じゃんけんで負けた順に投げます。
最初に投げられた独楽に次の子はぶつけていいのですね・・・凄い!
上手く当てても両者の独楽が残っている場合もあり、弾き飛ばしたり自分の独楽も転がってしまったり・・・なんと言うのか、喧嘩独楽とでも言うのでしょう。
勝敗は最後まで回っているのが勝者で、先に転がってしまったものから下から順番がつきましてネクストゲームの順番が決まります。
こんなゲームで身体を動かし、どうやって他の独楽を弾くかを工夫するのです。上手く弾き飛ばしたりすると得意満面(笑)
なんでこんな話をすると言いますと、ここ数十年で子供の遊びがまったく変わってしまった。テレビゲームが始まってですね・・・私も好きだったから悪くは言いませんが(-_-;)
つまり画面の中での遊びになってしまった。
テクニックは指先の動きなど、これは独楽廻しの身体全体を使う大きな動きから見ればあまりに小さい。
またロールプレインゲームなどは頭も使うし、これも好きなんだけど(笑)
つまりテキスト(ゲーム進行というかな?)があって、それをクリアしていく楽しさも宜しい。でも達成感はあってもね・・・ゲームの中でのことですか身体は動かさない。
世の中にね、身体を使って遊ぶことが少なくなってきたというか無くなったと言ってもいいんじゃないか。身に付く遊びというものが減ったですね。
私の幼少の遊びを書きますと・・・我慢して読んでね。
まず道具が無いで遊べるもの・・・?
格闘技ですよ大袈裟に言いますと、つまり相撲とか駆けっことか。
また空き缶を広場というかそういった、ま、空き地?の真ん中に置いて鬼ごっこの変化バージョンとでもいいますか・・・素早さと勘(缶)が必要でした(-_-;)
それから川遊び・・・これは川岸で石ころを投げたりもありますが、小魚を追い込んでたもという網で捕まえたり・・・身体との動きと魚の動きを洞察する勘を研ぎ澄ます(笑)
以上一部ですが、とにかく身体と頭を使っての日々でございました<(_ _)>
といったところで俳句タイムに・・・独楽廻し・独楽・独楽打つ・独楽の紐・勝ち独楽・負け独楽・喧嘩独楽(けんくわごま)、以上季語です。
たとふれば独楽のはぢけるごとくなり 虚子
詠まれた時代のことを考えると、今とあまり変わらないのかな。
何が弾けるのかは言っていませんね、何かのことを言っているのですがそれが不明です。
あることがあり、それに人の世としてのやわらかな着地点が見えなくなってしまった。
結社内のさや当てか、はたまた・・・なんでしょうか?
独楽に例えられてはますます弾けたくなりますか(-_-;)
紺青の海ひき寄せて独楽廻し 鷹羽狩行
独楽は投げて引いてこそ勢いよく回ります。
それを海に向って独楽を投げたのですね。まさに海を引き寄せるほどの力を込めて。
もちろん回る独楽の色遣いに青は欠かせません、そこまで見切った作者の観察眼には驚きます。
長くなりましたが凧揚げでも書くことはありますよね^^;
といったところで おやすみなさい
神社の奥の方で喧嘩独楽して遊んでいましたよ・・・