この一月ほど晩酌に日本酒を飲んでいる。有田の大日窯のぐい飲みのせいかもしれない・・・
大分県界隈をドライブ散策したころに、国東半島に数回行った事がある。
仏の里、そういったキャッチコピーが国道10号線からとの岐れに看板があった記憶・・(-_-;)
富貴寺、両子寺、真木堂だったか印象に残っていますね。
国東町の地酒、「西の関」。軽みとふくよかさが気に入って20年以上になる。
大分の佐賀関から豊後水道の先は愛媛・・・その愛媛の地酒梅錦だったか、その純米吟醸を始めていただいたときのショックは忘れることはない。軽くてお米の香りがふわっとやさしく広がり、天地がひっくり返るような。日本酒への嫌な思い込みが全てひっくり返ったようだった(笑)
日本酒の美味しさというのをはじめて経験したのでした。40代でしたね・・・その頃から日本酒を彼方此方取り寄せては飲んでいました。贅沢と思われるでしょうが、靴屋の廣っさんと共同で送料が半分・・・となり、天神の有名デパートの地酒コーナーへ出向くより安上がりである。
静岡県のお酒もずいぶん取り寄せました。また山口県の今は大人気のお酒も・・・20年前に取り寄せておりました。新潟や東北の銘酒もすこしばかり頂きました。
日本は広い!地理的条件もいろんな歴史も違いますからね、東北などの超辛口もあれば、水のようにすいすいと飲めるお酒もある。この醸す文化はお酒だけではなくお味噌や醤油などなどいろんな食べ物がありますね。私、そのほんの一部しか知りませんが、またなにか新しいものと出会えると嬉しいですね。
山口の小郡に、とても美味しい麩を作ってらっしゃる会社があります。ある人から耳にはさんだので直接訪ねました・・・これはもう30年前のお話しです。T食品さんと言いまして、地元ではよく知られた「焼麩」で有名です・・・竹内社長さんが応対してくれまして、焼麩の特徴製造など説明してくれました。こだわりの小麦グルテンと大きな鉄板の上で焼かれる過程を見学しました。
社長さんはとても気さくな人で、焼麩も良いがお人も良い。焼麩を仕入れて私の店で売ることになりました。福岡の人は初めて見る焼麩の形状に・・・!?でしたが、竹内社長のこだわりのお味が広がったのでしょうか、次第に売れ始めました。麩に味がある。ここですね・・・
私も彼の性格が好きで、機会あるごとにこんな麩もあるよと宣伝しておりました。そんな社長さんが数年前に亡くなられたのを知ったのですが、離れておりますので葬儀にも行けずじまい。一年ほど経って北九州での用事を済ませて時間もありましたので、お参りさせていただきました。
奥様も力を落とされておりましたが、息子さんが数年前から製造を引き継いでおられたということで、なんとかやって居りますと・・・・こちらの焼麩は、サライの特集に掲載されましたが、その編集記者が全国の麩の特集でして・・・最後に竹内食品の焼麩を取材実食しての感想を述べたそうです・・・裏日本から沖縄方面まで10社ほど食べてきましたが、此方のが一番・・・・あとは書けません(笑)美味いに決まってます。
お仏壇に進みますと、山口の銘酒?いや全国の銘酒になってしまった獺祭の小さな瓶が供えてありました・・・合掌。かれは獺祭のファンだったのかと思いました・・・なんか分かるんですね、そういった美味しい物を作る人は他の食品やお酒にも、そう気にはしていないでも、納得できるものを好んでらっしゃると。
ここ二年ほど仕入れていないが、食品としての麩、小麦グルテンで栄養価も高くカローリーは低い健康食品ですね。
愛媛や山口と大分は近い、気候も似ている、魚もほぼ同じ、となればお酒の特徴も似てくるのではと思った。福岡も銘酒はありますがやや特徴もありまして、私の好みは国東半島の西の関。
でも嘉麻市に寒北斗という銘酒がありまして、そのすぐ隣に神社があります。摩利支天を祭ってあると記憶していましたが、やや妖しい。その酒造場へ、空け2月8日に酒蔵見学に行く予定です。
なにを書いているのか・・・酒飲み戯れ言でした。
俳句は未だできてません。