近くの神社で古くから行われている相撲、宮相撲がある。
私が子供時分は青年の相撲も盛んでした・・・郡内各町から青年たちが集まり力と技を競ったものでした。
子供ながらに力士に近ずくと、まわしよりちょっと高いぐらいの背丈の頃ですね。
すり鉢状の観覧席といっても土のままで草が生えてる状態ですね、昔は当たり前です。
土俵には四本の柱も屋根もなく、赤土を叩き締めた土俵は青年たちの晴れ舞台だったでしょう。
やがて子供相撲が行われるようになり、私も参加できる学年になっていました。近所の2年上の子も投げ飛ばすぐらいでした・・・が、しかしなのです。あのお尻が出たまわし姿がとても嫌で、とうとう6年になっても出ませんでした(-_-;)
そういった頃の記憶が、俳句を始めたころに句になったのです。20数年前に所属の俳句会では採って頂きました。
宮相撲赤土匂ふ汗匂ふ
宮相撲は秋の季語、汗は夏の季語ですね。臨場感ってところで作ったのです。
当時の青年たちは熱気があったように記憶しています。
お利巧さんばかりの世の中では心もとないかな?
投句は本日投函しました!82円のうちにね。