回遊しているとか穴倉に居るサメには恐怖は感じない。が、至近距離で泳がれるのは穏やかでは居られない。これまでで並行して泳いだのは一度だけ、場所はアポリーフ「パラワン島」と「ミンドロ島」の中間に在る環礁、端っこに「アポ島」がメインのダイビング海域。環礁は、フィリピン海軍がステーションし「漁業」禁止区域。
その事件は、アポリーフに3回目に訪れた時。メンバー5名、何時もの透明度(悪くても30m)の中を先頭で移動。何となく感じた違和感、何とほぼ真横に2m位のサメが並走。とっさに浮かんだのは、
★刺激しない。
★壁から離れない。
★浮上しない(追い掛けられる)。
泳ぎながらチラチラ見ると、
★全身が、赤っぽく変化し胸びれが内側に、、、コンコルドか(悪い予感)。
★えらがバクバク激しく動き出した。
★眼の焦点が何処にも合っていないのが不気味(猫の眼)。
他の皆が後ろに居るハズ(少しだけ安心感)。
暫く、一緒に泳いだ気もしたものの、スススーと右旋回して離れて行った。早いとこ皆と合流してボートに戻ろうと振り向いた。ウっ「誰もいない」見上げると15m位離れた位置から高みの見物状態。
ボートに揚がって「スゲー」スリルだったと言われたが、本人に楽しむ余裕は無く、次の行動に移らない事を願っていた。
★円を描くように周回(獲物の大きさを計るらしい)。
★最後のアタック前に、獲物に接触(最終識別行動)血が出たらアウト。https://twitter.com/SummerCruise88