最近、違和感を持っている議論があります。
概略以下のような議論です。
①〇〇という職業には一定以上の質の人材が求められる。
②しかし、応募、参入してくる人材の質が低下しており、求められている質に達していない。
③だから、解決すべき社会問題である。
この議論がどうして違和感あるのか。
①の「一定以上の質」が具体的に明示されていないことが多いからです(「優秀な」と抽象的に明示されていることはありますが…)。ひどいのになると①が当然の前提かのように語られもせず、ただ〇〇の質が低下したと危機感を煽るような議論・報道もあると思います。例えば、教員など。
しかし、①の「一定以上の質」が具体的に明示されないことには、解決策を講じたところで解決したかが判然とせず、堂々巡りを繰り返すことになると思うのです。
なので、①の「一定以上の質」が具体的に明示されていない場合、このような議論は気にしない方がいいと思います。自分は優秀じゃないからと応募を控えたりする必要はないです。
代わりにやっていただきたいのは、当該職業を具体的にイメージすること。どんな仕事なのか、どんな人が向いてそうか、など具体的にイメージすることです。
具体的にイメージした上で、自分はやりたい、向いてそうと思うのなら堂々と応募することをオススメします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます